もしかして、師走ですか？私です。初めまして、あなたは。

　下ごしらえ中の食堂で、朝のラジオを聞いていた「私」は、新しいパーソナリティの声を、どこかで聞いたことがあるような気がするが、それを思い出せない。
　だが、その答えは、食堂の常連である、同じサークルだった、運送会社のドライバーの綾人が知っていた。

　おくとりょう様による自主企画『同題異話12月号「もしかして、師走ですか？私です。初めまして、あなたは。」』への参加作品です。
　カクヨムコンの短編部門にも参加しています。

　以下の作品と登場人物が共通していますが、こちらだけでも楽しめます。
「恋よりも恋に近しい」→https://kakuyomu.jp/works/16817139555842080472
「これを優しさと呼ばないのなら過ちでもいい」→https://kakuyomu.jp/…続きを読む