こんにちは、結愛りりすです。
早稲田大学の東洋史学の吉田順一先生によると、昔のモンゴル人が行っていた原始農耕をナマクタリヤ農耕というそうです。
遊牧地の片隅に作物の種を巻いて、特に手入れもせず、天任せに育て、収穫するという方法です。
主な作物は稷(きび)でした。
ただ洗練された農耕民である中国人から見ると、極めて良い加減に見えたようで、清の康熙帝も「モンゴル人はものぐさで、(中略)穀物が熟しても刈り取ることをしない。時には霜が降りても穂が落ちるようになっても、なお取り入れない。そして今年は凶作だと嘆いている」と呆れています。
ちなみに稷は100グラムに対して水140cc、塩ひとつまみで炊き上げるときれいに炊けます。
食べてみましたが、味はちょっとクセのあるほろ苦い甘味です。好き嫌いは分かれると思いますが、雑穀感が強いので、雑穀が苦手な人にはおすすめしません。
白米に混ぜると食べやすいかもしれませんね。
興味ある人は是非食べてみてください。
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https://kakuyomu.jp/works/16817330667405923497