近況ノートを書くのは久々に感じます。
娘の肩たたき券、も、いよいよ新局面に入りました。
ラジワットの息子のマリト、この子のモデルは、私の死んだ長男でしたので、書いていてとにかく辛くなりました。
本当に優しい子で、我慢強く、父親から見ても尊敬できる人物でした。
ラジワットは、息子が選択した決断を、褒め称える場面があります、それは、男らしさや尊さという事が、病気であることや体が小さいという事とは無関係であることを表現したかったのです。
息子も小説を書きたがっていたので、今頃天国で小説を書いているかもしれません。
生きていたら、少しはこんな話も出来たかもしれないと思うと、たまに切なくなります。
どんな物語を書いたんだろうって。
私と息子は、趣味も少し似ている所があって、彼は数少ない私の理解者だったと思います。
次のお話し「第130話 悲鳴を挙げるように泣き出す」も、死んだ息子の手から、飲むことが出来なかった薬が零れ落ちた時に、それを見た妻の悲鳴が話の元になっています。
最後まで生きようと、私の言いつけを守ってくれた息子は、ギリギリまで頑張ってくれたのです。
思いだけは詰まった小説です、引き続きよろしくお願い致します。