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「遠き「祖国」は独立を勝ち得たろうか」の解説です

 「遠き「祖国」は独立を勝ち得たろうか」の第4話となります「この世界の底辺より」についてです。
 これも、書くべきか本当に悩ましいものでしたが、私がまだ、物心つくかつかないかの幼少期に、何度も見た夢の一つが、これです。
 公園で、誰かを待っていると、撃たれて倒れ、目の前が真っ暗になり、無になる、という夢です。
 刺されてはいません、突然、地面が迫って来るので、倒れた記憶です、それも、病気などの倒れるのとは違い、意識がある中で、突然倒れました。
 成長すると、この夢は段々見なくなって行きましたが、子供心にこの夢は絶対に忘れてはいけないものだと考え、記憶しているものです。
 もっとも、私は恐ろしく幼児期の記憶が鮮明に残っているため、この夢を見た一番古い時期、というのが、もはや見当もつかないほど前、という状況です。
 幼児期の記憶は、まだ言葉が解らないくらいの時期まで遡るため、生前母親などに、この記憶っていつ頃?、と聞くと、2歳くらいの事が多いようでした。
 たしかに、飼っていた犬の記憶、大人に抱っこされながらの高い視点、保健所に引き取られ、家族が泣きながら見送った場面、どれも2歳かぞれ以前なので、かなり幼い頃から自我を維持出来ていたのだと思います。
 そんな私が、繰り返し見る夢、多分、一番古い夢の記憶の可能性すらあります。
 不可解なのは、例えば最初に書いた海軍の年少兵から海上保安庁で船長をしていた頃の記憶と、この記憶は、なかなか辻褄が合わないという事です。
 もっとも、幹部がそのようなセクションに引き抜かれることは、公安系公務員の世界では、無い事でもないので、一つ前の私は、案外そんな最後だったのかもしれません。
 あの親子が、若い頃の母親に、少し似ていたのも、記憶に残りやすくなった要因かもしれません、あの親子に弾が当たらなくて本当に良かったと思います。

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