私には珍しい短編完結済の「算数の文章問題には秘密を一つ隠して 1」を公開中です。
私の少年時代は、とにかく地域に893の多い地域で育ったため、同級生のその子供たちもガッツリとガラが悪く、見かねた私の親が中学受験をさせようと、私にとんでもない量の勉強を強いていました。
地獄のような日々で、学校では悪い同級生に怯え、家では母の教育に怯え、毎日死にたいと思っていたくらいです。
どのくらい悪いかと言えば、同級生の何人かは、中学校にすら行かず893になっていたり、小学校4年生だった後輩は、授業中学校を脱走し、そのまま2週間逃走を続け、民家に入って窃盗をしながら生き延びて、警察に捕まったところを振り切って逃げ出し、更に2週間逃走を続けるといった、冗談みたいな小学生もいました。(結局彼も、中学時代に盗んだバイクで事故を起こし、亡くなりましたが)
家では、テレビも10分間のみ視聴可能で23時まで勉強をさせられた後、母は夜中の2時くらいに私の机の捜索を始め、何か発見されれば叩き起こされて延々と殴られる、そんな日々でしたから。
そんな閉塞感の強い日々の中で、国語と算数の文章問題の中に、どんなドラマが詰まっているんだろうと、想いを巡らせていました。
それが当時、唯一の隠れ場所だったように感じます。
それなので、私は人より短い文章の中で、勝手に感動する癖があります。
先日も、高速道路を通行中、工事現場の看板に「人がいます」と書かれていて、涙が出るほど感動してしまいました。
当然、「人がいるので、通行注意」という注意喚起の看板なんですが、なんて情緒豊かな表現なんだろうと、しばらく運転しながら感動していました(解りますかね?、これ)
これもまた、いずれネタに出来たらなんて思っています。
今回の短編も、元々はオムニバスで書いてゆく予定でしたが、一度完結させたかったため、「1」と末尾に付けています。
私自身は、小説を書くのも読むのもビギナーですので、マナーやルールもよく解っておらず、今書いているのも結構な長文になっています。
とりあえず、書きたいものを遠慮なく書くという事でやっていましたが、自分は短編の、それも3000文字程度で完結することが出来るのか、という事を感じ、書いてみたものです。
よろしければ、ご一読ください。
↓「算数の文章問題には秘密を一つ隠して 1」
https://kakuyomu.jp/works/16818023211935850732/episodes/16818023211936704478(※ 気まぐれな風景写真です、どこか解りますか? ↓ )