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【設定資料】その68 フルボディー(FB)・ハーネス 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」

 元々、F(ファイター=斎藤雄介)用に妙円寺博士が既存のヒューマノイド型ロボットを改造して作った、電脳体向けの機械の身体が、フルボディー・ハーネスです。
 表記ではFB・ハーネスと記載していますが、読み方はフルボディーハーネスとなります。
 これは、地上が荒廃してヘリが降着出来ない地域へ人員を降下させる際に、身体に装着するベルトの事で、現在はほとんどの公安系官公庁で使用されています。
 陸上自衛隊では、長らくロープを上手に腰に巻き付けて座席を作り降下していましたが、最近ではフルボディー・ハーネスを使用することが多くなっているようです。
 レンジャー課程では、現在でもロープを使った教育がなされていて、物資が不足した状態でも、ロープのみで降下出来るようにしている企図が見えます。
 雄介が目覚めた後に、FB・ハーネスと呼ばれるようになっており、同時に戦闘用に転用されています。
 元々は、人間のサイズというコンセプトがありましたが、戦闘用となったことで、巨大なサイズも派生していて、「ビックドット」と呼ばれています。
 設定上の話ではありますが、このビックドットとは、未来でAIと戦う時に使用する「デジタルドットパターン」と呼ばれる迷彩パターンが、人工衛星などにも偽装がしやすいよう、一つのドットが異様に大きいパターンになったことから、この迷彩を「ビックドット・パターン」と呼ばれるようになった、という作中の裏設定から引用したことになっています。
 このビックドット・パターンは、私のもう一つの小説「決戦の夜が明ける」の戦闘服の設定でもあります。

↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271

↓ 「決戦の夜が明ける」
https://kakuyomu.jp/works/16817139558100621614

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