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【設定資料】その67 美鈴玲子(中学生時代) 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」

 美鈴玲子が生まれた時代、100年後の未来では、男性の出生には許可が必要なほどの厳格な遺伝子管理がなされています。
 それは、第3次世界大戦を含め、21世紀に起こったいくつかの事件により、人類の遺伝子の一部が破壊されてしまい、正しい遺伝子により子孫を残さなければ、人類が滅んでしまうという事情があります。
 これ以降、人類は男性出生率が極端に低くなり、恋愛~結婚~出産という流れはほぼなくなって行きます。
 そのため、美鈴玲子が生まれ育った世界には、現在でいう所の「女子校」ばかりのような状態になり、男性を意識することも、自然と恋に落ちることも、ましてや自然に妊娠に至ることも無くなってしまいます。
 これは、そんな美鈴玲子が中学生時代に通学をしている所です。 
 当然、周囲には女学生しかおらず、汚れを知らず育っています。
 余談ではありますが、現代の女性に比べ、性的な知識も去る事ながら、性的な機能も低下しがちであるため、保健体育の授業では、積極的に男性教員を活用しますが、当の女子中学生たちは、その意味すら理解出来ておらず、恋愛感情という物は、自分たちには無関係のもの、という意識が強いようです。
 しかし、成人すると、自然と子供が欲しいという願望は出て来ることから、人工授精による妊娠~出産が一般的となっています。

↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271

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