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【設定資料】その56 米駆逐艦 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」

 アメリカ海軍は、太平洋における日本との闘いに備え、数多くの駆逐艦を建造します。
 駆逐艦とは、小型で高速を活かした艦艇で、潜水艦にとっては天敵と言えます。
 本作に登場する駆逐艦は、一部史実とは異なり、1946年当時横須賀にはいない艦艇もあります。
 駆逐艦ノーマン・スコットは、終戦後横須賀鎮守府地区にいますが、以後沖縄へ、年末前には帰国、1946年除籍されていますので、この海域には本来存在していません。
 また、駆逐艦ヘイウッド・L・エドワーズは、海上自衛隊「ありあけ」型護衛艦(DD-183)として1959年より貸与
 駆逐艦リチャード・P・リアリーも、海上自衛隊護衛艦「ゆうぐれ」DD-184として同年貸与されていますが、この時代は横須賀ではありません。
 作中の設定が「隠密作戦」であることを理由に、本来の記録とは異なる動きをしている、という裏設定もあります。
 これらの艦艇は、戦時中に大量生産された駆逐艦で、同型艦が多いのも特徴です。
 特に、「ありあけ」と「ゆうぐれ」は、10年もの長期間、米国内で予備役艦として使用されずに保存されていたものを復活させた艦艇です。
 日本ではしませんが、アメリカ海軍では第一線を退いた艦艇を「予備役艦」として一か所に集め、保存しておく習慣があります。
 逆に、海上自衛隊では、まだまだ使用出来る護衛艦であっても、必ず海没処分かスクラップと決められており、勿体ないとも思えますが、他国に奪われる危険もあるための処置になります。
 潜水艦などは、自衛隊で退役するものが、他国の最新鋭艦よりも高性能という事も良くあり、その技術と工業力の差を見せつけています。

↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271

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