日本海軍は、潜水艦に航空機を搭載する発想を持った、当時唯一の海軍です。
本来潜水艦の任務は、隠密に敵艦艇を撃沈することにありましたから、この発想は、斬新と言えます。
架空戦記には、この一番巨大な伊400と言う潜水艦が出て来る事が多く、晴嵐という爆撃機が3機搭載出来、米海軍関係者を驚かせました。
しかし、この潜水艦は作戦行動中に終戦となり、実際に戦う事はありませんでした。
ところが、この巨艦で実戦を経験した潜水艦が伊号第13、14潜水艦です。
これら潜水艦は、当時の日本海軍の駆逐艦ほどの大きさがあり、現在の海上自衛隊の潜水艦よりも遥かに巨大でした。
伊号第14潜水艦は、終戦後も残存し、米海軍によってテスト航海されています。
航空機が2機搭載出来、伊400と比べ知名度は低いものの、実力のある潜水艦です。
搭載されている桜花43型甲は、実際に作成されることは無かったとされています。
現存する図面は、戦後米軍が描かせたレプリカですが、アメリカ軍は、どうしてもこの航空機が必要だったようです。
それは、事情があってここで書くことは控えますが、本作の使用方法がヒントとだけ書いておきます。
この機体は、完全な特攻専用機で、謎の多い機体です。
↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271