エフライムは、この世界ではかなり高度な工業能力を有する国家です。
公国であるため、エフライム陛下は、基本的には王ではなく、貴族です。
しかし、「公王」であるため、周辺国はエフライム公王と敬意を表してそう呼びます。
この、優れた工業レベルにより、公王の眼力は高いものがあり、雄介が持参したライフルを、購入するのではなく、ライセンス生産の権限を譲渡する、という交渉に、しっかりと食いつくことが出来ます。
それだけ工業製品に詳しいという事です
雄介は、それまで出会って来た王族とは少し異なる雰囲気に「理想の上司像」を見た気がします。
それは、政治を操る王家ではなく、会社を運営する社長を見た気がしたからです。
↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271