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【設定資料】その41 ヤップ曹長 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」

 ロームボルド連隊C中隊の先任下士官をしているのがヤップ曹長です。
 軍隊に於いて、元々貴族階級を「士官」と呼び、その下の執事などの召使を軍曹階級として「下士官」と呼びます。
 下士官階級は下から伍長・軍曹・曹長の階級があり、軍隊によっては軍曹の中に等級を設けている軍もあります(アメリカ軍がそれに該当します)
 主人公雄介は、自衛隊では2等陸曹ですので、軍曹に該当し、アメリカ陸軍の階級でも、2等軍曹の階級章を付けていました。
 ヤップ曹長は「曹」の中で、一番上位の階級で、この上の階級は「准尉」となり、准士官になるため、下士官として「曹長」の中から先任者を選び、中隊の一番上位の曹長を「先任下士官」と呼んでいます。
 ヤップ曹長は年齢で言えば中隊内でも最高齢で、50歳手前です。
 機動騎兵ほどの激しい任務の中隊で、この年齢まで現役でいられるのは極めて稀で、兵士からの人望も厚いようです。
 結婚はしていますが、妻に先立たれ、子供もいないことから、彼にとってこのC中隊(後のブラックナイト・ユニット)が家のようなものになっており、大切な存在です。
 ウクルキ隊長も、それが解っているからこそ、彼の勇気と忠義に、何か報いてやりたいと常に思っているのです。

↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271

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