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【設定資料】その35 リラル・オムイル 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」

 リラルは、マキュウェルとムスキとの3人でパーティを組むほど仲の良い幼馴染の親友同士です。
 しかし、この3人には、年齢が10歳も離れた憧れのお兄様「ベナル・アイラベル」がいました。
 この中で、本物の妹はムスキ・アイラベルだけで、他の二人からすれば、もしかしたら将来結婚出来る可能性を秘めた相手でもあるのです。
 しかし、リラルは、マキュウェルの気持ちを理解していましたし、28歳の若さで大佐まで昇進した彼が、国王陛下ですら一目置く存在であることから、自身の想いは心の内に秘め、ベナル兄様を親友のマキュウェルに譲る気持ちでいました。
 ところが、ある日突然、ベナルはマキュウェルではなく、リラルに求婚します。
 リラルは、一瞬何が起こったのか理解出来ないのと同時に、マキュウェルの結婚に関する複雑な状況を思い、求婚を受け入れるか悩むのです。
 しかし、それは当のマキュウェルの祝福によって、解決してしまい、リラルにとって、絶対に手の届かない憧れのお兄様との結婚が現実に近付くのです。
 こうして彼女は、リラル・アイラベルとなったのです。

↓ 「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220196298271

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