前回のノートに付随する内容なのですが、先ほど僕は「見せつける」という言葉を調べてました。
なんでかっていうと、その言葉を文章で使いたかったからです。
僕は「無理矢理こちらに見せてくる」みたいな意味で使おうとしたんすけど、なんか自信がなくなったので調べました。
結論から言います。
間違ってませんでした。
なんでワザワザこんな場所にそれを書くのか。
それは、です。
僕が使おうとしたその意味は辞書には載っていないからです。
正確には、一部の辞書を除いたほぼ全ての辞書には載っていない、です。
ちなみに僕が読んだブログは「見せつける」を検索するとすぐにヒットする場所に出てくるハズなので、皆さんも読んでみてください。面白いです。
では、ほぼ全ての辞書にはどう記載されているのかというと「人に得意になって見せる」「わざと人目につくように見せる」らしいですね。
要するに自慢、優れた所を見せようとアピールする、みたいな感じでしょうか。
確かにそういう意味で使う事はあります。でも、そうじゃない使い方をする事の方が多いように感じます。
例えば
「手脚を縛られ動けない人の眼前にカマドウマを近づけ、つぶろうとする眼を指でこじ開け、カマドウマのもがく様子を見せつける」
みたいな意味で使ったりもします。
あ、そういう意味合いって意味ですからね。
無理矢理他人にカマドウマを近づける奴は外道です。
ちなみにカマドウマとは便所コオロギの事です。でも便所だけに出るわけではありません。
湿った場所が好きなだけの昆虫です。
新鮮なモノでも腐ったモノでも汚いモノでもなんでも食べる為、汚いイメージを持たれてしまった「キモい昆虫」です。
そう、キモい昆虫。
無駄に長い触角とか。
悪い意味で滑らかで柔らかそうなフォルムをしているトコとか。
いきなりコッチに跳んでくる所とか。
ああ、話が逸れました。
ところで、今僕が書いた文章も「見せつけて」いますよね。
見たくも読みたくもないキモい虫の事を、具体的に見せていますので。
わからない?
じゃあチャバネゴキブリのお話でもします?
要するに「見せつける」とは「見せる」に「つける」を足す事によって「強く印象づける」って意味合いで大昔から使われていた言葉なんだそうです。
「誤用」として用いられる言葉と似たようなパターンなんですが、「辞書に載ってないから」ってだけで、果たして誤用として良いのだろうか。
僕が読んだブログは、当たり前なんですが「個人のブログ」です。
ホントは辞書に載ってる意味だけで用いるべきかも知れません。
ただし、この「見せつける」という言葉。
辞書で説明されたのが先か、使われたのが先か、果たしてどちらなのでしょうね?
ああ、一度興味を持ってしまうと、どんどんどんどん深みにはまる自分がいる……。
終わり。
追記
世の中には本当に変わった人がいるもんで、カマドウマを食べた人がいるみたいです。
下に画像を添付します。
これも「見せつける」の一環です。笑
ところで、普通のコオロギも食べるモノはカマドウマと「大して変わらない」です。
ああ、別に昆虫食に対するネガティブキャンペーンではありません。
ただの「無駄知識」であります。
その証拠に、昆虫食が如何に優れたモノであるかを紹介しましょう。
ワモンゴキブリというゴキブリがいます。
そのゴキブリ50グラムで豚ロース100グラムの2倍近くのタンパク質を摂る事ができます。ちなみに脂質は三分の二程度。カロリーは同じくらい。
更にちなみに
そのゴキブリを倍の100グラムにすると、タンパク質は三倍以上。脂質は一 • 五倍。カロリーは二倍です。
どうですか?
おえー。