土蛇　尚

Aは少女を拾った。少女はAに拾われた。

奇妙な共同生活を送る二人は、三度目の年越しを迎えようとしていた。 微妙な距離感の二人の関係性は、赤いきつねと緑のたぬきによって変化が生まれる。

二歳の息子を育てる“私”は、棚から賞味期限間近の即席麺を発見する。思い出すのは、まだ息子が赤ちゃんだった時のこと。 「幸せしみるショートストーリーコンテスト」用の作品です。

冥王星の衛星カロン。 その観測所で動力炉が故障する。 一人残された観測員は最後の時に手紙を書き始める。 この作品は「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレ…

亜美は、ファミレスで食事を楽しむ。

慶応四年春。 天下に鳴り響いた新選組は捲土重来を期して江戸に戻ったところに、中山道を進む新政府軍を迎え撃つよう命ぜられます。 新規徴募の兵を加えた甲陽鎮撫隊の先頭を行く歳三の前に…

安全で完璧で幸福な地下都市の管理者である、自称市民の親愛なる友人にして完璧な管理者であるコンピューター様に転生してしまったのです。 コンピューターは、コンピューターは、デストピ…

母娘の切ないショートショート。

コロナ禍で密にならない娯楽として、最近人気に火がつき始めたゴルフ。 ゴルフを知らない人でも、これを読めば少しだけゴルフの楽しさが分かります。

「それであっちゃん、キミに伝えたいことがあるんだ！ 　ボクね、本当はキミのこと――」 どこかの国との戦争。 どこかの高校生が召集され、どこかの戦地に送られながらも、故郷にいる…

中国人の母と日本人の父の子供として、横浜中華街で育った劉英俊は幼い頃から感情を失っていた。その暴力の素養を買われ、井筒会の三次団体に殺し屋として雇われていたのだが、いつものように…

私の恋愛にまつわる私小説。私含めて登場人物の名前は全て偽名です。

『教室は宇宙船、どこへだってゆける』 この言葉は二十年前に無くなった西東京市内の小学校『西原小学校』の校歌の歌い出しである。 二〇〇一年、私の住んでいた田無市は保谷市と合併して…

きっかけはフォロワーさんの一言。 「きょんきょんの人生を作品にしてみれば？」 「え？」 そして綴る。 誇るべきことはなにもないけれど、私の人生もまた一つの作品だ。

スマホや携帯もなかった平成初期。 カラオケ店に勤める主人公、阿藤武志はある一人の女性に惹かれていく。 誰もが経験する、ごくごく普通のラブストーリー。そしてその結末は……。 ノス…

各話に繋がりはありません。 光景だけ思い付いて書いているので舞台・時代・登場人物の関係性も全てバラバラです。

ソフィアは全寮制の高校に入学のために向かう宇宙船に乗るために空港に来た。 たまたまであったその人は・・・

朝のジョギングで、公園にいる人を見て思うこと。

しがないサラリーマンの僕には、ひそかな楽しみがある。それは週末の仕事終わりに駅前のバーに足を運ぶことだ。ところがある日、店で出会った老人に「人生最後の酒」を奢ってしまい……。

永遠の平和と繁栄を祈る女

自分が書いてる作品がどこに合うのかわからないから、サイトの傾向を調べてみよう！　サイトの優劣をつけたいわけではなくて、自分の作品がどこでウケるか、自分の作品からではなくて、サイト…

夏のあの日の思い出

慎はいつの頃からか自分の絵を完成させられなくなった

短編、パラッと読めます。

3分で読み終わる短編小説です。小休憩にでもどうぞ。

女子進学高校に通う私は自分のアイデンティティが欲しかった。 「文芸部にようこそ！」「裏文芸部はこうして結成された！」と同じ世界ですが、これだけでも読めます。

未知の病によるパンデミックで多くの生命が途絶え、人類の遺産だけが残された。そんな中、海沿いの町にひとり残された尚樹と、都会のマンションでなんとかその日を過ごす奈美。ふたりの物語は…

ここでは、皆様がほっこりできるような、そんな話を書いていけたらと思っています。

【カクヨム短編コン2021　特別賞受賞】 とうとう夏の気温が殺人的な数値を叩き出すようになった頃、人類は一部の者たちを『冷凍冬眠』で夏を越させる選択をした。問題は一つだけ。低くは…

おばあちゃんの死が、引きこもりだった僕を外に連れ出した。 思いもよらない場所へ……。

ショートショートや短編をまとめた短編集です。 どうにも、短編を一つずつ枠を作っていくと、ワークスペースが煩雑になってきましたんで、一つにまとめさせてもらいました。 各作品をフ…

こことは違う世界で、花屋を営む女の子の話。 ※短編。 ※他サイト様に掲載しています。

機械工学の絶頂期、人はついに生体脳の模倣に成功した。 擬似生体機械を組み合わせ、開発された思考する機械。 人により産み落とされた、新たなる種。人に寄り添い、助け、導くことが可能な…

ショートショートです

2020年、新型コロナウイルス感染拡大と外出制限がかかる世界で、徐々に死んでいったものとは。

短編です。

2103年、敗戦間際の国の大統領「フィール　ダラト」は敵軍がそこまで迫った大統領宮殿で拳銃自殺をした。ダラト大統領の最後を描く。

思いついたり、twitterに書いたりした短編を集めました(※)。 文字数は３００文字以内に収めています。 ジャンルはショートショート、奇談、民話、怖い話、SFなど。 題名は星新…