殺し屋の劉英俊(リュウエイシュン)は、ある家族を始末する際に一人の少女・可欣(クゥシン)と出会う。ワケアリな可欣を匿ったことで、様々な陰謀に巻き込まれていく物語。
可愛らしいタイトルからは想像できないほどの血生臭さと危険が漂うクライムノベルで、ハラハラしました。とても面白かったです。
少しずつ明るみになっていく真実にも「うわ、やられた……」となりました。震えます。点と点が繋がっていく感じも最高にわくわくさせられ、思わず顔がニヤけました。
一人ひとりのキャラクターが存在感を放ち、惹き込まれて行きます。傍目から見たらヤバめの悪人どもが、誰かにとっての正義・ヒーローになるというのもどこか爽快な気持ちを味わうことができました。