次はもっとWEB小説らしいものを書こうと思っていたのに、思いつきで趣味全開の短編を書いてしまい、昨日公開させていただきました。3分で読める短編なので、ラーメンタイマー代わりにどうぞ。
https://kakuyomu.jp/works/16818093083998034987
世間を騒がす生成AIについて、私も日頃いろいろと考えていたのですが、結果的に「人間性とは? 芸術とは?」という話になりました。やはりAIが芸術を理解するには、エロス(性欲)とタナトス(死の恐怖)を実装する必要があるのではないでしょうか?
そんなわけで、これはあくまでSFであり、AIイラストの是非を問うものではないのですが、昨今かなり物議を醸している話題なので、ここで私なりに生成AIやAIイラストについて思うことを書いてみます……というかXに書いたことのまとめなのですが。
AIイラストの問題は大きく二つあって、一つは芸術性の問題。私は絵を通して絵師さんの「好き」や人間性が感じられるものが好きなのですが、AIイラストには基本的にそれがありません。ただ最近ではプロンプトや加筆を駆使して、そうした個人の表現に近づいたものも見受けられるようになってきた気はします。
とはいえ、もう一つの「無断学習」という問題が解消されない限り手放しで肯定はできず、もやもやしますね……。そうした学習データを使用しないクリーンな生成AIができれば良いのですが……
私も最初は「学習は人間もすることなので著作権的な判断はアウトプットの類似性で行う」という考えに納得しかけていたのですが、権利を侵害されたと考える方がこれだけ多い以上、そうも言っていられない気がしてきました。
一方で、特定の絵柄のコピーや商利用を目的とせず趣味の範囲で生成AIを利用することまで過剰に叩くのもどうなのかな、という気もします。それを言い出したら「ラーメンを手で食べる女」の絵を見て笑うのもアウトになってしまいますし。
だからどうしようという結論は出せないのですが、テクノロジーが人間の芸術性を損なうのではなく、ツールとして芸術性を高める方向に進化してくれることを願っています。
ここに書いたことは、あくまで現時点で感じていることなので、また世間の状況の変化や他人の意見に影響されて変わるかもしれません。
ただやはり、結局のところ人間は人間が好きなんだと思います。
人間が描いたから「上手い! すごい!」と思う。
「どんな人が描いたんだろう?」と興味が湧く。
そこに今後の生成AIのあり方についてのヒントがある気がします。
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ところで話は変わりますが、前作『サマーナイト・レポート』にレビューをいただきました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093078895515594/reviews
過分にも思えるお褒めの言葉をいただき、非常に嬉しく思っております。
ずっとお礼を言いたかったのですが、応援コメントと違いレビューには返信できないのですね……。
この場を借りてお礼申し上げます。
そして、『AI絵師』から読んでくださった方も、興味を持っていただけたら『サマーナイト・レポート』も読んでいただけると嬉しく思います。
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最後に、近況というほどではありませんが、次の長編(?)もボチボチ書き始めています。
ただなかなかまとまった時間が取れないため、発表はかなり先になりそうです。
「期待してやってもいいぞ」という方はフォローしてお待ちいただけますと大変光栄です。
忘れた頃に公開されるのではないかと思います。
また思いつきで短いものを急に書いてしまう可能性もありますが……。