たまには近況ノートでも。
『男♂️だけどガールズバンドやる』もだんだんクライマックスに近づいてきました。
作中では鵜飼さんが大御所作詞家にNGを出して歌詞を変えるという暴挙に出ていますが、今回「♪76」にして初めて文中で歌詞が書かれています。
今までの演奏シーンでは徹底して歌詞を書かなかったんですよね。
これまでは与えられた歌詞で歌っているだけであり、彼女たちが考えたものではなかったので、物語上書く必要がなかったんです。
しかし今回は鵜飼さんの心情を直接表したものということで、書かざるを得ない。
ということで作詞しなくてはならなかったのですが、曲がないとどうもしっくりこない。
どうしようかな……と考えているうちにメロディーが降りてきたので気づいたら作曲していました。
まあ、サビだけですけどね。
難しいことはできないのでコード進行は単純なんですが、サブドミナントマイナー(ノンダイアトニックコード=その調にない音を使ったコードの一つ)の部分がなんかそれっぽくなった……という自己満足。
どうせなら一曲ちゃんと作りたい……という気もしたのですが、それをやってたら小説が止まってしまいそうなので、ここにスコアだけ投げて供養しておきます。
(タブ譜付きなのはギターでメロディーを作ってTuxGuitarに打ち込んでいるため)
まあ、本編完結したらもうちょっとイジってみてもいいかもしれませんねぇ。
作曲には全然自信はありませんが。
ちなみにこのペースだと完結には2月いっぱいぐらいかかるかもしれません。
カクヨムコンの終了には間に合いそうにない……。
まあ完結してなくてもいいらしいので、出すだけ出してみますか。
問題は完結せずに読者選考を通るかどうかです(汗)。
おかげさまでなんとか★300まで行きましたが、中間選考は累計ではなく期間中にもらった★で決まるらしいですし……。
でもまあ、面白い小説だとは思いますし、楽しんでくれている方もたくさん(当社比)いますので、完結まで引き続き頑張ります!
(↓該当シーンをチラ見せ)
錆びついたレール外れて
意味のないルール壊して
歩きだしたばかりの僕の前に
空だけが広がる
鵜飼の伸びやかな声に、オクターブ奏法の単純なフレーズを重ねる。
以前に試したものの、歌詞に合わずに没にしたフレーズ。
どの道が正解なの?
あの日のキミの言葉
歩きだしたばかりの僕にはまだ
分からないことだらけだけど
自由に飛翔し、ともすると足元を見失いそうなボーカルとギターの下で、夏海さんのベースがボトムを支え、伊奈川さんはリズムを保ったまま左右のシンバルを何度も打ち鳴らす。
鵜飼は完全にミュートを外したパワーコードをかき鳴らしながら、大きく息を吸う。
凍える街のイルミネイション
海の向こうに昇る朝陽
世界はこんなにも輝いてる
だから進もう 前へ! 前へ!
https://kakuyomu.jp/works/16818622171603119915/episodes/822139838337976078