10000PVに感謝しつつ、才能と技術について考える

 また遅れましたが今週の『男♂️だけどガールズバンドやる』一喜一憂です。

 まずは「喜」ですが、ついに! 24話にして10000PVを突破しました!
 1話あたりに換算すれば、なんと各417PV!
 まあ実際には序盤ほどPVが多く最新話になると減っておりますが、どこかでガクッと離脱ということもなくなだらかに推移しているので、少しずつ読んでくれている方が多いのだろうと思っています。
 本業の名前も出さずゼロから始めてこんなに読んでもらえるとは、いやはやありがたいことです。

 まあこれだけ読んでいただけているのは「タップしたくなるタイトル」にできたからというのが最大の理由だと思いますが、「読み始めた方が読み続けてくれる面白さ」にも自信を持って良いのではないかと、勝手に思っています。
 ちなみにXにも書きましたが、個人的には「タップしたくなる長文タイトル」には「偶然」と「行動」の2要素が必要だと思っています。一応それが機能したのかなと思いますが、まあランキング上位の方に比べれば全然なので、偉そうに語るほどではありませんね……。

 ということでランキングの話をすると、これはやはり厳しい世界だなと痛感しますね。

 先週末にかけて立て続けに10個ほど★をいただけまして、一度は100位以内に舞い戻りましたが、すぐに★は途絶えて再び落下。24話は賛否両論あるだろうなとは思ったのですが(そして応援コメントでは実際にそうだったのですが)、一日あたりに平均すると★が多くもらえたわけでもなく、ランキング的にも微風程度でした。

 ではどうすべきなのか? と言っても、これ以上センセーショナルにしたところで効果はなさそうだし、そもそも今から作風を変えるのも違うと思いますし、何より自分が書きたいものと違ってしまっては意味がない。

 もっと少ない話数でもっと★やPVが付いてランキング上位に入る作品はすごいなと感心するばかりですが、きっと大多数の読み専の方に訴求できるタイトルと内容なのでしょうね。正直、私には読んでもよく分からないものが多いですが(一部面白いものもある)、それがこの界隈で求められているものなのであれば仕方ない。小説の才能や技術というより、時代のニーズにジャストフィットする感性、時代に愛される資質が必要なのでしょう。

 じつは『男♂️だけどガールズバンドやる』も完全にニッチを狙っているというわけではなく、自分なりに読者層を分析して、ある程度多数に訴求できるものにしているつもりなのですが、やはりニッチに寄っている部分は否めない。とはいえ私がカクヨムのど真ん中を狙ったところで絶対外すし、結局書きたくないものになってしまいそうだし、やっぱり「書きたい」と「読まれる」をある程度両立できそうなアイデアはこれぐらいだったんですよね……。

 でもまあ、構想し始めたときは★100を目標にしていたので、いつの間にか自分の中で目標が上がりすぎていたのかもしれません。
 冷静に考えれば、バンド小説なんてマイナージャンルで24話までで10000PVは立派ですよね、うん(自画自賛)。

 でもまだ満足はしないぞ。
 趣味が100%合う読者は少なくても、ある程度外れている部分を「引き寄せる」ことは技術でできると思うのです。
 まずは今読んでくれている方にちゃんと楽しんでもらって、まだ★をくれていない方に★をもらう。
 そうすれば読者も増えるはず。
 ★1000を目指すのはやめません!

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