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ストーリー

 レビューありがとうございます。

 それで、いつインターネットが使えなくなるか分からないので、早めに出して置きます。
 ストーリーについて。

 第一に、私が他作品のストーリーにこだわらないのは、私の特性のせいです。
 よく、観る側が期待して見るのに対して、それを裏切る展開をするから云々とあるのですが。
 あれはピンと来なくて。
 それは期待した自分が悪いという考えだからです。
 なぜなら私、こうなってほしいという展開・シーンを考えると、ほぼ百パーセント、外れるんですよね。なに一つ、叶わない。だからもうなにも期待しないことにします。

 あと、ゲームに関しては極論、ストーリーはなくていいとすら思っています。物語は自分の軌跡で作られるものであり、自由にやってさえいればいいかと。
 創作でも、ストーリーのラインは見えにくいほうがいいかもしれないなと、思わなくもありません。

 言い換えると、点と点が繋がって線になる感じの。
 基本は別ストーリーが1話完結風に連なっているだけで、分岐点がこないと本当のストーリーは見えてこないという感じの。
 例を出すと旧約とある魔術の禁書目録です。えーと、ローマ正教との対立→神の右席→ロシア篇までの流れ。個人的に0930事件の概要は調べて初めて理解したとき、軽く感動しました。

 これは、群像劇特有かもしれないと思います。
 各々のキャラが動き、世界が動いた結果、ストーリーも進むという感じの。主人公の物語の裏で全体のストーリーも進むような。


 ほかにも、緊張感がないとダメって、こういうことかと気づいた事例がありまして。
 緊張感がない物語はあってもいいです。ただし、それはほんわかとしたノリ・安心して見られる作風のときです。
 シリアスな作品なのに緊張感がないのは、アウト。

 これは要は、作られたもの感が出る、という風か。
 キャラクターは人形に見える。見せ場を作るためにキャラを動かし、勝つと分かっているのに、ダラダラと見せられる風?
 子ども騙し・お遊戯会・下手くそな演劇。
 見る側が本気になれないから没入できない。


 それと、序盤特有のきつさというものがありまして。
 話に没入できない、どんな話なのか掴めない段階。
 ここは好きなキャラができると解決します。多分。

 個人的に完成度が高い作品ほど序盤がつらい気がします。
 特徴を考えるのですが。

・伏線を張る段階だから、話が進まない。
・日常パートが延々と続く。
・置いてけぼりを食らう。
・溜めが開放されるまで我慢が必要。

 1部・2部構成の場合、クリフハンガーで区切る→物語が始まっている状態からスタートする2部が気持ちいいのですが。

 なんとなく、律儀にプロット通りに進んでいるから、という印象。
 型にはまっているとどうしても硬く、窮屈になるんですよね。
 いっそ展開を飛ばしたり、山場を前倒しにしてみるのもいいかもしれません。

 他:人物紹介とキャラ立てと、ストーリー展開を同時にやったり。ストーリーのレールに載せたまま。

 引き込まれるシナリオの特徴を考えると

・テンポがいい
・いろんなことが立て続けに起こる
・いきなりピンチ
・説明をせずに、場面を見せる
・日常パートを挟まず、すでに物語が始まっている段階からスタート
・序盤から場面転換とか、舞台を移る



 また話は変わりますが
 初手例外ってどうなんだろうなと考えています
 設定に関して例外から入ること自体は問題はないでしょうが、あれってミスリードにも繋がるんですよね。
 私はミスリードがあまり好きではないんですよね。誤解を招くから。
 例えば、敵キャラに思わせておいたキャラがいるとして、ヘイトを集めたとします。そのフォローも出さずに味方に置いた結果、ない罪を罪として指摘され、罵られる。それはちょっとなという感じの。
 まあ、なかったことにされるパターンもあるでしょうが。

 あと、その悪印象を引きずって、好きになれないパターンもあります。
 個人的に前に出したキャラが、文脈上、「善性はある上でそれを踏みにじれるタイプと同じ=外道」と重なっていて、頭を抱えました。

 あとは、悪役組織と思われた組織が、本当は敵対する必要はないという設定だった場合。
 初手に例外として悪役のメンバーを出して誤認する。結果、プレイヤーからは悪の組織としての動きを期待され、後のシリーズでそういうところから外れ、半端なことになる。結果、なんか違う感、格が墜ちた感が出る。そんな感じの。
 これって上にある期待を裏切る結果とも言えるわけです。
 +、結局悪役なの? 倒さなければならない相手なの? 放置していいの? と、わけ分からないことになるのが問題なんですよね。
 だからミスリードはよいサプライズとして使うのがいい感じですかね。




 ほかにはツッコミどころはないに越したことはない感じです。
 上記の緊張感の問題に起因する問題だとも感じます。詰めきれていない感じ。プロットがないし構想もないのに、見せ場を作ろうとしてグダグダする、そこから生じる風。
 それと、伏線回収してない問題。
 これは回収されなければ伏線ではないと、いうのは解答になっていなくて。
 要は消化不良なんですよね。あれなんだったの? というものが無数にあって、スッキリしない。
 作中で疑問に思うことは全部回収してほしいのが本音。それで、この作品には矛盾はない、きちんと考えられていることを証明してほしいわけです。
 ここがなんともいえないから、怒られるといいますか。



 

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