ちょっといろいろ書いていて、明確な弱点に気づきました。
テーマ性。
これを表すのが苦手だと感じます。
テーマとは物語を通してなにを伝えたいか、どんな物語だったのか。
この物語はなにを表現したいのか、など。
喪失を抱えた主人公の再生の物語なんか、分かりやすいと感じます。
このあたりは私も曖昧なので勉強が必要なのですが。
とにかくここを意識して書くことができちえないと感じる所存です。
難しくはないはずなんですがね。
テーマを取り入れるだけなら。
なにせ主人公が成長する過程で必ず通るんですよね。
●●だった主人公が◇◇を通して成長する物語。
なぜ成長しなければならなかったのか。
主人公と敵が戦うとして、なぜ主人公は勝てたのか。敵と主人公の違いとはなんだったのか。
このあたりにテーマは出ると思うのです。
だからもっと掘り下げる。
どうして、そうでなければならなかったのか、とか。
キャラクターの結末、目的に対する動機。
このあたりにも強い思いが入り込んでいれば、いいかもしれません。
ただ、いざテーマを意識すると地味に大変で。
この作品で伝えたいこととか、別にないしなとなります。
空っぽなんですよね。まあ、あるっちゃあるのですがストレートに書くとさすがにアウトだし。
オブラートに包んで創作として出し、茶を濁すという手はあります。なんならネタ帳から直接持ってきてもいいでしょう。
ただテーマ=哲学、メッセージとは限らないわけで。
もっとシンプルに行くべきなんですよね。
とりあえず書きながら見つけていく方針でも良さそうです。
一つ思うのは、短編を書く場合、さらっと抜けていくんですよね。
一作一作、消費される。思い入れはないし、忘れていく。
短い話はカジュアルに読むのに適しているため、仕方がないのですが。
いうなれば魂がこもっていない。熱量がないし、義務感で作っているところが否めません。
これはさらりと書けてしまうからこそ、ですかね。テーマを意識せずとも、仕上げることはできる。
裏を返せばテーマがなければ書けない話をつむいでもいいかもしれません。
それと、私は喪失感をともなう話が好きです。
読み終わった後の引きずる感じ。
主人公の人生を描き切り、長い間付き合って、最後の最後で退場する。そんな感じの。
そのキャラの結末を描くことで物語が綴る形式が一番きれいだと感じます。
こういう味を短編でも出せるといいですが。
MV尺でも印象に残せるのだから、やりようはあると思うのです。
それはそれとして私はキャラクターにテーマを設けることはあります。
そもそも発想からテーマが絡んでいたり。
これをストーリーに活かせないかと思うのですが、肝心のやり方が分からない。完全に感覚です。やっていたら勝手にテーマが組み合わっていたというか。