立て続けに「あの海に浮かぶ月に触れる」にレビューをいただきました。
ありがとうございます!
今日、新しい職場の人とお酒を飲みながら、喜びを噛みしめていました。今回のレビューもまた、しっかりと読み込んでくださっていて、本当に嬉しいものでした。
抜粋させてください。
――淡々とした筆致で描く、「青春の生々しさ」
主人公の行人は15歳。
中学3年生男子らしい好奇心と、戸惑いと、
ある種の達観をまとって生きている。
女の子も気になる。
仲のいい子がいて、何かと気がかりな子がいて、
兄の彼女も魅力的。
そうなれば当然、性への興味は尽きない。
学校ではいじめがあり、
不登校の生徒もいて、街には暴走族がいる。
そんな環境のなか、
迷いながらも“成長”していく行人の姿がすがすがしく、
読む者の手を止めさせないフックも配置されていて、
納得できるエンディングも用意されています。
あくまで淡々としてクールな筆致。
そのことが、「青春の生々しさ」を
より色濃く浮き彫りにしているようにも感じます。
若干――ほんの小さなことですが、
わずかなほころびを感じる部分はあります。
が、作品の本質を揺るがすほどのものではなく、
本作が素晴らしい青春小説であることに変わりはありません。
お見事でした!
【真野絡繰】さん、本当にありがとうございました。
すっごくしっかりと読んでくださっているし、文体にまで言及いただいていて嬉しかったです。
「クールな筆致」
おぉ!
そんな感じに読めるんだなぁ、僕の文体。
全体的に誉めていたいだいた上で、「若干――ほんの小さなことですが、わずかなほころびを感じる部分はあります。」と書いていただけているのも有難いです。
実際、僕の小説は綻びだらけで、少々丁寧さに欠ける部分がある、という自覚はあります。この先の執筆活動で、その辺はしっかりと補填していきたいと思いました。
――お見事でした!
って、初めて言われたけど、その文字を目にすると、次なる「お見事でした!」を目指したくなるものですね。
前回の【雨】さんの時と今回の【真野絡繰】さん、本当にありがとうございました。もっと頑張ろう、という気持ちになれました。
居酒屋で新しい職場の男メンツとひたすら初体験エロ談義、とかやったくせに、と今は思いますが、ちゃんと頑張ります。本当です、信じてください!
誰に言い訳をしてるんだろ? ちょっと、酔っ払っているので、許してください。
書いている小説です。
「眠る少女」 2011年。春と夏。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885776990「あの海に浮かぶ月に触れる」 2007年。夏。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886476922「はつこいクレイジー」 2012年。秋。著者、倉木さとし。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887384148「南風に背中を押されて触れる」 2013年。夏。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888222742 エッセイです。
「オムレツを作るためにはまず卵を割らなくてはならない。」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885784728 掌編集です。
「拳銃と月曜日のフラグメント。」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889114358