どうも、坂神です。
半月ちょっと振りの近況ノートになりました。
『ラブライブ・サンシャイン』も最終回を迎え、梨子ちゃんと毎週会えなくなってしまった喪失感から溜め息も尽きない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
梨子ロスってやつですよ梨子ロス。
いまだに第十二話の新宿駅でアクアのメンバーと合流するシーンを振り返っては、「乙女系同人誌を必死にコインロッカーの中へ押し込みつつ、オタバレを隠すため『お土産』と言い繕う梨子ちゃんの姿」にトキメキを抑え切れません。
あれコミケ参加した地方民がよくやるやつですね……。
変態だよね?と問い掛けたら、梨子ちゃんは絶対に「私は変態じゃない!」ってムキになって反論するタイプの一番タチが悪い変態だと思います。
この圧倒的受けスキル、梨子ちゃん超可愛い。
ていうか、ほんの短期間ピアノコンクールのために東京滞在していただけで山積みの同人誌を買い込んでいた梨子ちゃん、沼津の自宅にはどれほどの乙女本を隠し所持しているのか?
今後の考察のためにも二期ではより深い描写が望まれますね(メガネクイッ)。
と、それはさておき。
最近も相変わらず影でコソコソと自作のプロットを練る生活です。
なかなかまとまらなかったり進まなかったり、でもまあ三歩進んで二歩戻るぐらいの調子です。
やっぱ大した進んでないんじゃねーか(セルフツッコミ)。
とりあえず、悶々として自宅の床の上でのた打ち回ったりはしておりますが、適当に元気です。
あー来期のアニメも新番組チェックしなきゃなーとか(ハイハイ)。
■最近の読書■
○アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』○
かなり昔(たぶん中高生の頃?)に一度読んだ古典SFの名作なんですが、ちょっと気になる部分があって再読してました。
最近、「AI(人工知能)がメッチャ進化してきたんで、そのうち機械に仕事を奪われて失業する人が沢山出て来るようになるよ~」みたいな言説を耳にすることが多くなりましたけど、実はこの作品も似たような世界観設定が採用されているんですよね。
まあ、アシモフは古典ロボットSFの権威なんで、当然『鋼鉄都市』で人間に代わって仕事をしているのは優秀なロボットなんですけど。
しかしこのSF小説、執筆されたのは60年以上も前なんですよ。
でもってアシモフは作中で、「ロボットの増加で失業者が溢れ、結果的にロボットへの恨みつらみを募らせた人々が大量に出現した社会」を描いていたりするんです。
この着想の先見性、さすが現代に名を残す大作家と言わざるを得ない……。
もちろん、メインストーリー自体も大変面白い。
アシモフはSFだけじゃなく、ミステリ作品も書いていた作家として有名ですが、このお話もそのあたりの妙味が存分に活かされた内容ですね。
簡単に紹介すると、主人公は「鋼鉄都市」こと未来のニューヨークで働く刑事なんですけど、殺人事件が起きてしまって犯人を捜すことになるのです。
ただし、殺人現場はちょっと特殊な状況下で、人間は正面入り口からは厳重なセキュリティによって絶対に凶器の銃を持ち込めない。
ところが、現場に通じる別の出入り口は、とても危険な場所なのでロボットしか安全に通行できません。
じゃあ犯人はロボットなのか?と考えるのですが、ここでアシモフの有名な「ロボット三原則」が立ち塞がる。
ロボットは、決して人間を傷付けてはならない、というプログラムを製造段階で必ず植え付けられているはずだ――というのです。
だからロボットに殺人が可能だったはずはないと。
一方、被害者はロボット工学の権威にあたる研究者で、ロボットの普及に生前大いに貢献した人物。
裏を返すと、失業者だらけの社会を作った張本人の一人とも言うべき博士であり、多くの人間から恨まれていたとしても不思議はなかった。
さあ、果たして被害者を殺した犯人は、人間なのかロボットなのか?
またそれは誰で、どうやって殺したのだろうか?
……なーんて、SFファンのみならず、ミステリファンでも思わず心をくすぐられるような展開が待っています。
そりゃー時代を超えて名作認定されるのも理解できるし、面白くないはずがない!
やっぱアシモフ、改めて古典SF界の御三家の一人ですなあ。偉大すぎる。
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援をお寄せくださった皆様には、心から御礼申し上げます。
『クロムクロ』の最終回が余韻満点で思わず感動しちゃった坂神でした!