どうも、坂神です。
アニメ『<小市民>シリーズ』がいよいよ夏季限定トロピカルパフェ事件に突入した今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最新話のエピソードで、小鳩くんは小山内さんの自宅へお邪魔しているわけなのですが、モノトーンカラーのオシャレなリビングで内装チェックしながらテンション上がりました。いや私、アニメキャラの自宅の間取りを確認するのが趣味なので。
漫画版は未読なのですが、あちらはどんな感じで描写されているのかな。
ていうかそれより原作小説で該当箇所を改めて読み返すと、小鳩くんが小山内さんの自宅や家族について「何度か、お邪魔したことがある」「小山内さんのご両親にはお会いしたことがない」と言っていて、おまえ、同級生の女の子の家にご両親が一度もいた試しがないのに何度も出入りしてんのかよ、とツッコミ入れたくてしょーがなくなってしまうという……(笑)。
と、それはさておき。
今回は以下三点、ご報告です。
1)公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」お疲れ様でした
今夜で公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」も終了ですね。
参加した皆さん、お疲れ様でした。
しかし私、基本的に大抵のコンテストで応募規約の上限ギリギリまで文字数使って書く癖があり(というか実際はいつも文字数削って上限までの範囲に収めている)、今回も例に漏れずそうだったんですけれども、ざっと他の方のエントリー作を眺めてみると、この自主企画に関してはそういう応募者は自分以外に数名ぐらいっぽく、わりと意外でしたね。
ていうかたぶん、4000字以上の応募作という括りでも少数派だなこれ。ただしお一人で複数作品応募している方は何人もおられるようですが。
2)次の新作長編の話
前々から何度となく話題に出していた新作長編(民俗学ホラー的なお話)なのですが、この土日でようやく初稿が書き上がりました。
去年の秋から構想を練りはじめ、冬のうちに資料本を読み漁り、春から執筆開始して、以後書き続けること約3ヶ月半、ようやく完成です。
結局ラストの1行までたどり着いてみたら、本文合計18万字超えていました(白目)。
今回は一応、文芸系を目指して書いたお話なのでセーフの分量だとは思うんですが、想定よりも毎回1割以上文字数オーバーするという相変わらずの調子です。
いやまあいざとなったら改稿で削ればいいだけなんですけどね。大抵2割ぐらいまでなら、物語の構成を変更させるまでもなくスリム化できるので……(もっともその場合だと、作中のイベントをちょっとだけ減らさなきゃいけないこともありますが)。
いずれにしろ、これまでに書いた長編の中でも、Web公開前から本編が完全に完結している小説としては、一番長いお話になったんじゃないかな。公開後に連載しながら書き進めていったものなら、これより長いのはいくつもあるんですけどね。
尚、話数的には全51話でして、毎日更新しても完結まで1ヶ月半以上かかります。
公開日については……う~ん、どの辺りにしようかなあ。
まだちょっと決めかねていますが、そう遠くない時期(近日中)ということでひとつ。
3)最近読んだミステリ小説の話
今回はM・W・クレイヴン『恐怖を失った男』をご紹介。
人気作<ワシントン・ポー>シリーズでも有名なクレイヴンの作品で、厳密にはどちらかというとアクション小説に属す内容かもしれません。が、しっかり今回もミステリー的要素があって、けっこう厚めの本なのにページを捲る手が止まらず一気読みでした。
いやークレイヴンの小説は毎回ほんと面白いっスね。導入からすぐにそのまま海外ドラマにできちゃいそうなノリと勢いがあって、堪りません。あと何となく、この作品に関してはテレビゲームの『メタルギアソリッド』とか好きな人ならツボに入りそうかも。メタルギア自体も海外ドラマとか洋画みたいなノリのゲームですが。
最近の翻訳ミステリーだと、ガチめな本格モノが好きならホロヴィッツ、海外ドラマみたいなハイテンポの展開が好きならクレイヴンを読めば間違いない、という印象があります。
ていうかこれ、巻末のあとがきによると、クレイヴンは元々「日の目を見ることはないだろう」と考えていた原稿で、趣味で書いていたものを担当編集者に送ってみたら本になってしまった作品らしいんですね。まあそれ自体はさすが売れっ子だなあという感じの逸話ですが、それよりやっぱ小説家って海外の人でも仕事と無関係な趣味原稿書いたりしているんだ、と妙な部分に親しみを覚えてふふっとなっちゃいましたね。
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心より御礼申し上げます。
以上、坂神でした!