どうも、坂神です。
アニメ『ラブライブ!スーパースター!!(3期)』も先日最終回を迎え、思わずラストシーンにしんみりしてしまった今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ラブライブの全国大会決勝は第11話で消化され、最終回は卒業式のエピソードに丸々1話充てられていたわけですが、まあ本当に余韻たっぷりで素晴らしかったですね。
まさかラストソングがLiella!初期曲の『始まりは君の空』とは思わなかった……
いや他のシリーズでも物語終盤のここぞという場面で初期曲が入る演出はあったのですが、最後の最後にライブシーンからエンドロールへ被せてきたのは反則でしょ(笑)。
何はともあれ、1期から長いこと楽しませてもらいました!
と、それはさておき。
今回は以下三点、ご報告です。
1)カクヨムコン10の話
今年も残り僅かとなりまして、現在開催中のカクヨムコン10もそろそろ読者選考&応募期間の折り返し地点ですね。
とりあえず私は、下記の長編2作+短編1作でエントリーしております。
長編『気怠げ司霊者と迷える門人』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089231637584長編『泥の死-ある未解決事件関係者の手記-』
https://kakuyomu.jp/works/16818093083206322241短編『誓いの勇者のハーレムパーティー、魔王討伐後に転生したら学園ラブコメはじまった。』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089806044818参加している書き手の皆さんは、手応えなどいかがでしょうか。
私は正直、全然わかんないです(笑)。
とはいえまあ手応えがわからなくても、長編に関してはプロ作家部門で応募しているため、何となく最終選考までは残してもらえる(はず)ので、呑気にかまえています。
むしろもう今はカクヨムコン後に書く次回作のことばっか考えているまである。
ちなみに『気怠げ司霊者と迷える門人』は本日更新分で第3章が終了し、明日からはひと区切りとなるエピソードの第4章がはじまります。
どうぞよろしくお願いします。
2)今年を振り返っての話
ところで年内最後の近況ノート更新と思われるので、一応2024年を振り返っておこうかと思います。
差し当たり創作活動は、年始に立てた目標の「一般文芸系ホラー長編を書く」というのに関して、きちんと達成できたと思います(秋に『泥の死』を完成させたので)。
ただこう、資料本を読んで調べたりするのに想像以上に時間を取られて、例年に比べると全体的な執筆量が減少してしまったのは反省点ですね。以前にもどっかで言及した気がしますが。
しかしその点に関してはたぶん、今後民俗学ホラー/ミステリー小説を何作も書いていけば、色々と調べて得た知識を活用する場所も増えるはずなので、いずれトータルでみて勉強しておいて良かったと感じられるでしょう。
趣味関連の話になると、今年のアニメで一番印象的だったのは、個人的には『ガールズバンドクライ』でしょうか。
これまでにも女の子がバンドするアニメは色々ありましたが、明らかに毛色が違っていて、尖りに尖ったストーリー&キャラ描写や楽曲の数々は、非常に刺さりまくりました。メインのバンドメンバー全員が高校を中退したり、通っていなかったり、高卒資格が取れないアクターズスクールにしか所属していなかったり……と、人生賭けて目的に突貫している感が凄い。インパクト残すには、やっぱこれぐらいやんなきゃダメなんだなあと大いに勉強になった作品です。
あと全体としては、今年はわりと実写ドラマをよくみた気がします。
特にお気に入りだったのは、テレビドラマ版の『舟を編む』でしょうか。映画版とは異なる切り口で描かれた内容で、大胆な原作改変が為されているものの、いざ視聴してみると紛うことなき『舟を編む』以外の何物でもないという、素晴らしい映像化だったと思います。
それから先日最終回だった『全領域異常解決室』も、オカルト&ミステリー作品として大変面白かったですね。バリバリに続編を予感させる結末だったので、期待しています。
大河ドラマ『光る君へ』も、もちろん忘れられません。
3)最近読んだミステリ小説の話
今回は、超有名北欧ミステリー<ミレニアム>のシリーズをご紹介。
現在第6部まで文庫化されていて、第1部~第3部はスティーグ・ラーソン、第4部~第6部はダヴィド・ラーゲルクランツが執筆しています。
翻訳ミステリーファンにはよく知られた話ではありますが、初代作者のラーソンは第3部の執筆後、シリーズ刊行前に他界してしまいました。
今年になって単行本では第7部が刊行され、再び作者が交代した上で新章が開幕したそうで。これを機に既刊文庫版の第6部までを、一気読みすることにしたわけです。尚、各部上下巻なので、計12冊。
最初に日本で第1部が刊行されたのはもう13年前(第6部が文庫化されたのは3年前)ですが、そのあいだに全世界累計発行部数は1億部を超えています。
ていうか、いやいや小説で1億部って何だよ、と思わずツッコミ入れたくなりますね。
まあそれはさておき、さすがに売れに売れまくっているシリーズだけあって、大変面白いお話でした。特にラーソンの遺作となった第3部は、スパイ小説と法廷ミステリーのテイストがミックスされた内容で、私はなぜ今までこれを読んでいなかったのか……と、恥じ入るような気持ちになってしまうほどの傑作でした(スパイ小説と法廷ミステリー大好き侍)。
イケメンで女たらしだけど権力や不正に昂然と立ち向かうジャーナリストの主人公・ミカエルと、小柄なクールツンデレなスーパーハッカーのヒロイン・リスベットのコンビも味があって、大変よろしいですね。
そして全編に亘り社会派サスペンス的な要素がちりばめられていて、スウェーデンの様々な社会問題に唸らされてしまいます。すげぇ骨太なストーリーだ……。
というわけで、かなりの大作シリーズですが年末に読めて良かったです。
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心より御礼申し上げます。
以上、坂神でした!
それでは少し早いですが、良いお年を~。