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読みたい気持ち

自分が「書く」ことを
長く、怖れた子どもであったことを思い出します。

ひらがな、そして漢字の練習でも
お手本そっくりに書けないと、不安で仕方が無く

作文なんて宿題になった日には、
まるで 天から彗星が落ちてくるような気持ちになりました。


大学に入るまでは そんな子どもだったので、

物語も小説も、自分にとっては読むもの、
本を開いて、そこに広がる世界に住まう幸福を
ただただ、与えてくれるものでした。

憧れ、友情、希望、哀しみ、怒り、愛情。
現実の自分には定かではないそれらを "感じる" ことができたのは
いつでも そこに本があったからでしょう。

夢中になって読むことは、
とても 無防備になることでもあるので 
それが出来た子ども時代は 気付かないだけで
幸福であったのだと 思い返します。

そして思春期、
本から離れて、現実に飲みこまれそうになった時

突然、書くことが始まってしまったのは

きっと 現実と心のファンタジーをつなぐ 強い"橋"を 
自分自身の内に 求めたからなのかもしれないと 思います。

大人になって そういう我儘を生き抜くだけの力を
身に着けられたら素敵だと 考えるようになりました。


読みたい気持ちに牽引される 書く力

しばらく感情が 
縺れた糸くずか スチールウールのような状態になっていたので
小説の代わりに 詩ばかり書いていました。

メッセージまで戴き フクフクと嬉しいばかりです^^
元気を出して 書いていきます。


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