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中央の道の元いた世界

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奴らは来た。
奴らはやった。
奴らはやらなかった。
奴らはあらゆる事をして、奴らはあらゆる事をやって、奴らは何も残さないで、奴らは行った。



奴らが来た。
奴らがやった。
奴らがしなかった。
奴らが何をして、奴らが何かをしなかった。
そうして奴らも、行った。


奴らは来ていない。
奴らは来ない。
今日の奴らは何もしない。待ってる。三日後に私が行くことを知っているから、そこでずっと待っている。


私は行っている。
前に向かって歩いている。裏路地を細かく曲がっていると思っていたら、やっぱり私は前に向かっていた。それがいいこととは、私は思えなかった。

奴らとは違う奴らが私を近くで待っている。
でもそれは、奴らも奴らも、みんな同じ場所で待っている。
奴らも前に向かって歩いている。
奴らは私に気づいていない。
私も奴らに混ざって歩いている。

夜と朝の境目の、濃い紺色の世界の筋道を。



邦語訳:原稿書いてません

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