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そうだ、カクヨム・ダンジョンの中でコンフュの罠をたくさん撒こう

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考えがまとまっていないけれど、アルコール度数9%の魔導酒をごくごく飲んで、リフレシュの魔方陣を床に敷いて。


ここは地獄ではなくて、みんなが好きに楽しんでいるカクヨムの魔導遊園地だったんだと考えを改めた。

考えを改めたと言うより、自分が気づかないうちに魔物にフュージョンをかけられていたんだなと思った。
作家になりたいとかさ。ずっと思ってたけど、俺が本当に欲しかったのは自分の居場所だったんだよ。言葉にしたくなかったけれど、いや今更だけど本当にそう思った。

そういうのはいらないんだよ。
そういうさ。無い物ねだりとかさ。
そういう歪んだ欲望が物欲のクリスタルに吸いあつめられていってさ。
そんで攻略不可能なレベルの、要塞化まで進んだダンジョンを勝手に作ってしまうんだ。
鏡張りの地下ダンジョン。廊下の壁がすべて鏡でできていて、上も下も右も左にも、どこにも自分のような魔物、魔物のような自分が立っていて、自分が進むと魔物は戻って、自分が近づくと魔物は離れる。
壁をすり抜けてくるポルターガイスト、ふわふわ宙に浮くウィルオウィスプ、みんなが敵で、みんながこの遊園地に棲んでいる陽気な魔物たち。

自分たちはこのダンジョンを掘り進んでいく冒険者で、ダンジョンの奥底にはなにかすごい宝物がある。

どうせならさ。
コンフュの巻物をしれっと通路に置いておくのはどうだろう。他の冒険者が巻き物を取ったら大混乱するような、強力な巻物の罠とか。

いっそのことトラップをたくさん作って置いておこう。
このダンジョンを作っているのは、自分であり、自分たちであり、自分は誰かにとってのおじゃま虫であり、誰かは自分にとっての愛すべき冒険者であり。

自分は、いや自分よりも。
この世界に生きているみんなのことが大事。

彼らをもっと困らせてやりたい。
この深い迷宮にステージを構えて、彼らを困惑の世界に導いてあげたい。

そうだ。
カクヨムダンジョンを、はんざいでいっぱいにしよう!

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