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駅近トタン要塞の世界

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本日たぶん、駅の近くくらいまで他人に来てもらった。
「人のことここまで呼びたいって思ってるの?」ってえらい叱責を受けてマジでビビったのだけど、今までの自分なら、それだけ人が怖くて近づけたくないと思ってるんだから仕方ないじゃん」とか、まあ今でも思っているけれど、文句を言ってさらに家の場所を遠ざけていたと思う。

駅からバスで10時間。
本当に人を呼ぶ気あるの? と自分でも思うくらいの世界の隅の隅に自分だけの要塞を作って、見た目だけはウェルカムみたいな看板を作っているのに本心は誰にも来てほしくないとか、きっと私は思っている。
その原因は何だとかとやかく言うのは、いまさらそんなことを言うつもりもないし、第一そう言う言い訳は、恥だと思っているけれど。

誰にも来てほしくないのに誰かに見られたいという矛盾した欲求が、こういう高い塔を作ってしまうんだろうなと心の底から思った。
まあ、作ってしまったものはしょうがない。
気づけただけでもまだ前進しているのかもしれない。

もし誰かがこの要塞の玄関口をSWATの鉄槌でこじ開けようとするのなら、きっと私は同じものを持ってドアの裏側から叩いて威嚇していたと思う。

威嚇なのか、どうなのか。
本当は誰かに気づいて欲しいんだろうね。
恥ずかしいことこの上ない。

次はトタン板でバリケードでも組んでみようかな。
どうせならダンジョンでも作ってみたい。
いっそのこと、もうずっとダンジョンの奥に隠れて暮らしていきたい。




それ、本当なのかなあ?




※イメージ画像は奥多摩駅 都営温泉保養施設です

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