ぬりや是々

「人とお風呂に一緒に入るのは日本人くらいだ」── 　一定年齢層の男性にとっては思慕の対象だった(と思っている)故シルビアクリステル主演の歳上の女性に性的にも惹かれていく映画に出て…続きを読む

今はとて天の羽衣着る折ぞ君をあはれと思ひ出でける── 夜空を見上げると、ひときわ大きく見える天体、月。 満ちたり欠けたり遠く見えたり大きく見えたり。様々な月の表情に古今東西、古典…続きを読む

在りし日の君の想ひよ今何処そっと手を取りて笑ひし君── 「思う」は考えを持つ事で「想う」は感情を持つ事。相手の心を想う事。 　主人公の想いと、主人公に好意を寄せる友人の想いを…続きを読む

マドレーヌを紅茶に浸した時の匂いで、幼少時代を思い出す── ある小説のこの描写から名付けられた、匂いと記憶に関する現象があるといいます。 本作の主人公は最後に何を思い出したので…続きを読む

どこかへ行く途中、何気なく立ち寄った本屋のようにこの作品と出会いました。 とても短いお話。 他愛もないちょっと素っ頓狂な会話。 素っ気ない返事。 それなのに、どうしてこんなに心…続きを読む

　「私」が開けたのは、ちょっとだけ非日常への扉でした── 　 　「僕とゲームをしませんか？」 　この言葉で始まる喫茶店でのささやかな勝負は、イケメン店員さんが淹れるコーヒーみた…続きを読む

──酢豚に入っているパイナップルを食べられますか？ パイナップル入り酢豚の起源は４００年前の中国清時代だとか。 甘い果物入りの料理は、なかなか日本人には受け入れられなかったそうで…続きを読む

例えば、その夏ヒットした曲のフレーズのように。 例えば、その夏見た清涼飲料水のＣＭのように。 この夏、僕はこの言葉に心を撃ち抜かれたのだ。 『ハイクロンハリケーンスプラッシュ!…続きを読む

無自覚な主人公と男前なヒロイン(？)のほのぼの成長記。 同級生や家族を交えた等身大の日常を、まるでクラスメイトになって見守るような気持ちにさせてくれる作品です。 また、作者様の…続きを読む