ハヤシダノリカズ

　今日は、クリスマス・イブ。窓からは、白い粉雪がハラハラと舞っているのが見える。 　キリストが生まれた前夜……世間では実に下らない盛り上がりを見せている。それを象徴するかのように…

【KAC2022参加作品】お題「私だけのヒーロー」 ヒーローに夢中な女の子の「ヒーロー」になったのは。

己の胸に手を当ててみた。胸の中心が錐で刺されたようだ。 小さな穴がゆっくりと、しかし暴力的なまでの荒々しさで虚を広げていく。 喪失感が押し寄せてくるのを止められない。彼女が死んだ…

人は生まれるときに影と出会い、死ぬときに影と別れるという。

短い話なので、タイトルまんまですｗほんのりホラー風味レベルの、あまり怖い作品ではないです(＾＾；)

【あらすじ】 　オレは市中病院で脳神経外科医として働いている。小説やテレビでは神の手を持った脳外科医の大活躍が喧伝されるが、現実のオレの毎日はかなり違っている。あちこちからクレ…

砂漠の国。その国にかつて在った“水の蜂”と呼ばれた種族。 水を生み出し、人々に水を与えていたというその存在は、およそ数百年前に滅びたとされていた。 そんな水の蜂の痕跡を追う三人…

疲労困憊社畜女子が、突然やってきたイケメン吸血鬼に質素なご飯を振る舞う話。

俺は久しぶりに君を家に招いた。 今日は焼き鳥を食べながらお酒を飲み、映画を見よう。君とゆっくりしよう。 その焼き鳥は俺が作ったんだよ。 うふふ。

13年前にトルコに女一人旅をしたときに、とある街で出会ったおじいちゃんの実話。怖い話とか胸糞話ではないのでご安心下さい。かといって感動系でもなく…なんというか、すごく学びになった…

コンビニバイトを始めた俺には、同僚がいる。橋下さんというギャルだ。 彼女は事あるごとに俺に話しかけてくれて……。

縁日の的屋で、僕と姉は河童と人魚を手に入れた。可愛がっていたけど、家で飼うには、少し大きくなり過ぎてしまって……。

会社を辞めて砂漠の旅に出た主人公。しかし、砂漠の真ん中で予想外に水が尽きてしまう……。

日常の会話だったり出来事だったり 思っていることだったり願っていることだったり 考えていることだったり考えたくないことだったり フィクションとノンフィクションの狭間 時折り、夢…

絶望の淵で少女が出会ったのは、人魚の青年だった。

KAC2022によせて書きました。お題は「焼き鳥が登場する物語」です。ややグロかもしれません。

88歳の誕生日を迎えた私は、米寿のお祝い直前になって逃げ出してしまう。街のショーウィンドウに映る自分を見た時、あなたはその姿を誇りに思えますか？(KAC2022 五回目お題　88…

“一歩”のバッドエンド

藤岡のクラスメイトで、友達になれるかもしれない奴の話。 ホラー週間ランキング　最高275位！感謝！

それは過ぎゆく物語。 誰にも語られるはずのなかった、英雄たちの旅。

ナポリタンが世界から失われてしまった。主人公はかつて食べたその味を忘れられず、悶々と日々を過ごしていた。

そこは紳士なゴリラがお酒を作ってくれる場所。その扉が開いたなら、あなたもどうぞ中へお進みください。

ごくありふれた、ひとつの小さな愛と決意の物語。さらにレシピ付。

この物語にセリフはなく、情景だけのショートストーリーです。 小さな優しさ、小さなときめき。そんな小さな何かを見つけられたら、人生が少しだけ変わるかもしれません。 この物語は、プラ…

ある騒がしい朝。夢の中で、少女はある青年に出会う。

【カクヨムコン10短編賞参加作品】 ま、あらすじなんか見んと本編見ぃや。 ネタのネタバレなんてしたら面白さ半減すんやろ！

ネットで見つけた豪雨特売の噂。豪雨の日に限って特売するスーパーがあると言う。瀑布子は特売を求めて、行動を起こすのだった……

旅人は世界の果てのような場所にいた。 彼はなぜ、そこに来たのか──。

　ある日、主婦である主人公は、掃除洗濯の後にテレビを見てくつろいでいた。すると玄関のピンポンが鳴った。

普段感じることを、つぶやくように詩に紡いでいきます。