井澤文明

※KAC2023で投稿している前作たちと関連があるので、そちらから読むことをおすすめします。

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クラスメイトが殺された。彼が死んだことに罪悪感を持っているらしい石黒は、なかなか寝付けず、夜の街を散歩することにしたが───

※前作『ぬいぐるみの送り主』のオチ的な話です。前作を読んでから読むことをお勧めします。

静かな日曜の休日を楽しんでいた石黒の元に、同級生が訪れた。なんでも最近、不気味なぬいぐるみが家の前に置かれているらしい。送り主が誰で、目的はなんなのか、石黒に突き止めてほしいとの…

昔から町で親しまれている本屋・██書店。そこの店主は最近、変な視線を感じるらしく、客として訪れていた中学三年生の青年に問いかける。彼の友人はすぐに真相に気付いたようだが、果たして…

小学生男子２人が、殺人事件の容疑者として指名手配された叔父の残された暗号を解いて、助ける手立てを探すのが─── 小学生最後の夏休みに起きた、奇妙で不気味な事件。 黄鱗さん主催の…

殺人が趣味と化した親友と五人目の被害者となった、近所の女の子の死体を埋めにいく男の話。 黄鱗きいろさん主催の死体埋めアンソロジー『密葬』に寄稿した作品です。

亡くなった姉の家から『猫観察日記』が出てくる。姉は猫を飼い始めていたようだが、家中どこを探しても猫を飼っていた形跡は見つからない。

巨大隕石が地球に衝突する。混乱を抑えるため、人々はそのニュースを衝突直前になるまで知らされなかった。 人類滅亡まで、あと３時間。そんな中、何も知らない、心の離れて別れそうになって…

インド旅行から帰ってきた上司から、なんでも願いを三つ叶えるという『猫の手』をもらった「僕」。『猿の手』の話を知っていた「僕」は『猫の手』を放っていたが、同僚に頼まれて『猫の手』を…

昼休みにキャッチボールをしていた僕らは、ボールが間違えて転がっていった旧校舎の中に入っていくが、そこはどこか不気味で───

「別れてから出会うことができるのか？」そんな疑問の答えを探りながら、ニューヨークの街を歩く先輩の「僕」と後輩の不思議な1日。

突如、街に現れた巨大なニワトリを駆除する話。 注：作者は他国で軍がどういう風に動いているのか全く知りませんが、この話に登場する架空の国では軍はこのように動きます。

米家では8月に生まれた子供は必ず、88歳を迎える直前、『ヨネさま』が迎えに来て、そのまま死んでしまう。そんな言い伝えを聞かされていた米寿《よねひさし》はついに、87歳最後の夜を一…

人は笑うことで健康になる。それに気付いた大統領は、ある計画を思い付く。

全てに人が自由自在に死者と交信する世界を夢見た博士は、ついに死霊探知装置『シックス・センス』を完成させるが、世界は混乱に陥ってしまい───

オシト・ウトイスキーの代表曲『推し讃美歌』。彼の愛猫に向けて作られた歌が、今では世界中の推しを持つ者の心を表す一曲となっている。

KACの第一回のお題『二刀流』について話す、先輩と私の話。

親の仕事の都合により、モンゴルへ行く事になった。 相撲と大草原と遊牧民、というイメージしか持っていない国、モンゴル。 全く知らない国、モンゴルへ。 そんなモンゴルで体験する日…

ちくわぶ使い・九十九に才能を見出され、彼の弟子となった不良少年・ハジメの物語。 ※ちくわ部によるちくわぶアンソロジーに寄稿した作品ですが、新型コロナウイルスによりイベントが中…

十九世紀初頭。 大英帝国の南に位置する島国・エルコム帝国では、恐ろしい疫病が蔓延していた。 激しい腹痛と下痢、嘔吐という苦しみが続き、顔は青白く変色させ、生きた屍のような姿になっ…

ごく普通の高校生である主人公はある日、目が覚めると異世界に住む、見知らぬ少年の死体に憑依していた。訳が分からず混乱している彼の所へ、自ら魔女を名乗る女性が現れ、彼に告げる──魔女…

日々考えたことや感じたことを書き連ねた、詩集のようなもの。よく分からない文章でいっぱい。

延々と眠り続ける奇病『眠り病』が流行する世界を救うため、突然現れた猫耳少女と共に、月で敵を倒すお話。 ※サークル『菖蒲ノ庭』様が主宰した『セカイ系アンソロジー』への寄稿作で…

二十年前に始まった、喫煙者たちを厳しく罰し、禁煙させる法案『喫煙者処置方』により、世界にいる喫煙者は残り六人となった。その残り少ない喫煙者・小峰は、日本に住む喫煙者で元上司の美村…

宮沢賢治による『よだかの星』を、約三ヶ月かけて英語に翻訳。 【あらすじ】 よだかは、美しい弟のカワセミや蜂すずめと違い、醜い容姿をしていたため、周りの鳥たちから嫌われていまし…

　最後のお題が発表されましたね。 　お題は「『カタリ』or『バーグさん』」らしいですね。 　私はこの一年ほど学業に専念していたため、カクヨムにどういう風なイベントや流れがあった…

皆が寝静まっている早朝に目が覚めてしまった『私』は、なぜか朝から憂鬱感と空虚が心を蝕んていた――。 《カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary…

この世界には、遠い昔から『ルール』というものがある。法律、道徳、常識と言った風に、たくさん。そして『僕』の昔からの友人・小鳥遊は、ルールに従うことを嫌っていた――――。 《カク…

目の前に、一枚の紙と一本のペンを用意しなさい。そして、あなただけの作品を創り出そう。 《カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Champi…

幼馴染に恋をする『私』は、彼氏ができた想い女に対して、嫉妬心を抱いでいた。 どうすることもできず、ただモヤモヤとした気分を抱えたまま、自分が女であることを恨めしく思っていた―――…

《カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～》 【１日目お題：切り札はフクロウ】 『私』が目を覚ますと、そこは殺人鬼…

意味に意味はない。理由に理由はない。 意味に意味はある。理由に理由はある。 矛盾した言葉達に、意味はあるのか、理由はあるのか。 矛盾した言葉と私もろとも、お前が喰ってしまうのか…