あの夏の日、俺たちは大きな過ちを犯した

普通じゃなかった私は、宗馬くんに出逢って普通を知った。 私は汚れていて、だから宗馬くんのことを、汚しちゃいけないと。 そう、思ったんだ。 ※実の父親からの性的虐待描写がありま…

里子はどこにでもいる女子高生だった。 ニキビと、そして毛穴の汚れが気になる里子がもらった無料サンプル。 それは、悲劇の始まりだった。 『KAC2020 〜カクヨム・アニ…

突然の事故で亡くなった彼の部屋に引っ越した私。 その部屋で、見えない彼が生きている。 同じ時間を、少しだけズレた世界で。

きつねのなにか様主催 『令和二年十月企画』（https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054922749492）参加作品。 偽教授様主催 『…

真夜中。 クラスメイトの彼女は、ただ、そこにいた。 僕は声を掛けることもできず、夏は、冬になった。

影森創一はモブである。 そう中学時代に自覚した俺。 高校に入ったら主人公の友達ポジションを目指すんだ！と決め、入学式に出会ったイケメン、和泉俊太郎をロックオン。 見事友達ポジシ…

どうして探偵になったのか分からないまま、世界と切り離された赤ずきんは惨劇と出逢う。 犯人は、だれ？

気になっていた美少女のマリに、バレンタイン当日一人で教室に残っているよう言われたカナメ。 双子のエリに応援され、手作りチョコをラッピングするマリ。 当日、マリからチョコレートを貰…

このままでは母に売られる。 そうなる前に一度だけでも。 紗南は一晩だけ自分を売った。 自分の意思で選んだ男に抱かれることができて満足だった。 その相手が臨時教師としてやってくるま…

蒼原悠さまの『「戦闘シーン書き比ベコンテスト」女騎士くっ殺篇』参加作品。 ↓以下概要↓ 【登場人物】 ・女騎士シュネーヴァイス(侵略を受ける小国「シュトルツ公国」の公女) ・…

十二月二十三日。 部屋でぼんやりとしていたぼくは、人の気配に気付いた。 開いた扉の先にいたのは、なんとサンタクロース。 一日早く出会ってしまった新人サンタクロースは、煙突のない…

悪夢を見たと思った。 侯爵家の令嬢カトリーヌは、誰かに刺された夢を見て飛び起きた。 第二王子と友人の婚約披露パーティに向かうまでの間に、夢で見た出来事が繰り返されているような既…

華々しい未来を夢みて都会に出てきた私は、現実に打ちのめされていた。 そんな時、ひとつの出会いがふたりの未来を変える。

同じクラスの蔵田くんは、誰よりも綺麗な男の子だった。 見ているだけでありがたい、今日も生きていてくれてありがとう。 そんな心の声が漏れたのを本人にバッチリ聞かれてしまったわたしは…

人類はボクを除いて死に絶えた。 ボクに残されたのはこのシェルターと、祖父の遺したアンドロイドだけ。 何とか自給自足の生活を送ってきたけれど、どうやらそれも限界が近付いているようだ…

俺とフィムーは念願の宇宙旅行へ出発した。 惑星間ワープをした直後、翻訳機の不具合が発覚する。 もう帰るわけにも行かず、中止にするわけにも行かない。 食べ物関連の言葉が翻訳されない…

山奥に住むオルロは、ある日、一人の少女を拾う。 記憶も、言葉も、知識も失っていた少女は、たった一つだけ、記憶の中の料理について口にするのだった。

平坂紅葉、２８歳、男性経験なし。 会社と家の往復で日々を過ごす女に出会いなどあるはずもなく。 ハイボールとおつまみを買って帰る雨の夜、家の前に巨大なゴミが落ちていた。 よく見れ…

『これから行ってもいいかな？』 いつもは完璧に片付けた状態で家に呼ぶのに、急遽彼氏殿を迎え入れることになってしまった私。 頑張ってはみたものの、間に合いそうになくて開き直る。 現…

突如として世界中に開いた穴。 その穴に入ると、一番逢いたい人に逢えるという。 人生が変わった。是非入るべきだ。そんな声が増える中、私も穴に入ることを決意する。

違和感を覚えた朝。 静かすぎる家。 自室の扉を開けると、そこには穴が空いていた。 謎の現象。 襲い来るバケモノ。 何が起きているのか分からないまま、時は過ぎていく。

わたしは両親を亡くしたご主人様の世話をするアンドロイド。 名をミリエラ。 彼の世話をして、ずっと、ずっと。 そうしていつの間にか、わたしは彼を愛していたらしい。 彼の脈打つ心臓を…

男なのに裁縫が趣味。 母親に隠れてパッチワークをしていた俺だったが、隠していたことがバレ、全てを捨てられてしまう。 家に帰りたくないと遠回りをした帰り道、ボロボロの一反木綿を見つ…

人間の立ち入らぬ深い深い森の奥 小さな小屋で暮らすクロフォードとケイラ 白髪混じりの短い髪に、幼いケイラを見つめる眦に刻まれる優しげな皺 クロフォードがかつて名を馳せた凄腕の冒険…

お父さんが突然の事故で亡くなったことを、わたしもお母さんもなかなか受け入れられなかった。 その年のクリスマス、毎年お父さんが書いていたクリスマスカードが、テーブルの上に置かれてい…

ソレはいつでも私のそばにいました。 物心ついた時からずっと。 見た目こそ恐ろしいですが、ソレは何もしません。 ただ、ただ私のそばにいるだけ。 だから、私は間違えました。 間違えて…

「ペアになれなかったやつ、終わりじゃね？」 中学三年生の頃、俺は無敵だった。 だから、始めてしまった。

ぼくと、タロウくんのおはなし

片思いの相手から突然秘密を打ち明けられ、高校を卒業したら結婚してくれと頼まれた俺。 戸惑いはしたけれど、それでも、彼女の願いは絶対だった。

幼馴染のユースケが、突然言った。 「俺のうんこさー、光るようになっちった」 ※第七回こむら川小説大賞にて、うんこを光らせる話題で頭がいっぱいになり、我慢できなくなっておもらしし…