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「不幸せの理由、甘宮雪花の悩み。 1」更新しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889851123/episodes/1177354054889879660

郁崎有空です。

「不幸せの理由、甘宮雪花の悩み。 1」更新しました。

サブタイの通り、今回は雪花視点です。なんだかんだ、自分はこういう重いキャラの視点を書くのが好きです。

そういえば、今回は「サスペンス路線」ということなのですが、ここらへんで個人的に参考にしたのが「井上脚本ライダーとシェイクスピア悲劇とウィクロスアニメ」です。龍騎とか555とかの「状況次第で味方と敵の構図が変わる」という感じのやつがやりたかったのです。

あとは、そういうドロッドロな人間関係(ふたつの歯車の後半も大概でしたが)の話がしたかったのもあって、今回はレーティング上げたうえでのドロッドロ感で考えてます。レーティング上げたからと調子に乗ったせいか、なんか個人的に開放してはいけないヘキの方が漏れて逆に大変です。

そういえば、これを書く直前か書き始めたあたりかで、『オセロー』を読んでました。男のやっかみでしてもいない不倫をでっち上げられて起こる悲劇ということで。でもこれ、やたらイアーゴ―側の視点が多すぎて、肝心のオセローの悲劇が悲劇って感じがないんですよね。復讐者であり悲劇の当事者である視点がメインの『ハムレット』とは違って、555の草加まわりの「誤解によるすれ違い」みたいなのは楽しかったにせよ、悲劇という見方にはできなかったかなと。
あと、オタクの人にとっては「イアーゴーからオセロー」「エミリアからデスデモーナ」あたりのところの感情まわりで結構想像できるんじゃないかと思います。『ハムレット』と同様、個人的にはこういうところが、自分のシェイクスピアの魅力かなと感じております。

自分もそういう散々見たり読んだりしてきたドロドロの人間ドラマが魅力的なものを書いていけたらなと思います。ちなみに今回の更新でかなりアレな描写を入れましたが、メインはあくまで「企みに踊らされる姉妹の悲劇」ですので。もうひとつ描こうとしていることがあるのですが、それはまだ言及されてないのでまた後日。

それでは、以上です。

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