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『ヒーローであるためのふたつの歯車』「ブラッドサッカーは放たれる 1~2」更新&雑談

郁崎有空です。

「ブラッドサッカーは放たれる 1~2」を先週今週で更新しました。

これでストックは終了です。

なんか妖精シリーズ以外でなにかできないかと色々考えていますが、いまいちピンとこないままこの日を迎えてしまいました。

とりあえず次回更新は未定ということにしておきます。準備でき次第ツイッターの方でお知らせしますのでよろしくおねがいします。

それではここから雑談いきます。


*ブラッドサッカーのモチーフ

まあ、直訳で「血を啜るもの」なんですが、モチーフとしては「蛭(ヒル)」ですね。本当は別の意図があったのですが、まあただの吸血繋がりということでお願いします。
「帝王」は妖精たちの動機につながる存在ですので、そこらへんはまた後ほど。


*クロスオーバー
ブラッドサッカー後半の方で、なんか突然知らないキャラが二人くらい出ましたね。
あれは前に投稿していた「~蠱毒の箱庭(以下、箱庭)」のキャラで、時系列としてはエピローグから少し経ったあたりを想定しています。
こういうことがやりたいから世界観を繋げてたしシリーズ扱いにしてました。本格的な活躍はまだですが、厳密には後発キャラな(箱庭は妖精シリーズ2作目なので)実質前作キャラの活躍にご期待を。

まあ、本編よもやま話に関してはそんな感じです。


*雑談
・先日、『スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居』という電撃文庫から出たライトノベル作品を読んでいたのですが、これすごく良かったです。
マンガ制作を目的とした青春もので、少女二人の関係性を軸に置いていると分かるストーリーなのですが、いわゆる恋愛とかではなくどこまでも「強い友情」というものを描いた作品なんですね。

主人公・池野彗花は庭上蓮に対して「漫画と真剣に向き合うその姿に惹かれた」という感情に終始して、庭上蓮の方は「成り行きで同居することにしてアシスタントさせることになったよく知らない奴」から変化していく形の関係なのですが、これがだんだんと「どんな友情や恋愛にも負けない関係」という説得力をお出ししてきます。
ここらへんが結構いい塩梅で、いかにも「これは百合です!」と強調していることもなく(それはそれで嗜みますが)、しかしそれでいて確かな関係で友情という糸が結ばれていくという。読んでる間、ずっと「これ自分の理想の作風だ…」って思ってました。

あとは、家庭描写の解像度の高さというか、それゆえに食事や買い物などの何気ない日常シーンからキャラや関係性の変化が垣間見えたり、登場人物の癖が作中で活きたりと、そういう繊細な作りが関係性を補強していくのもなかなか魅力的でした。
いや本当、おすすめです。今月10日に2巻が出るうえに1巻もお手軽なボリュームなので、今から読み始めても大丈夫だと思います。近場の書店のラインナップに自信がない場合は、電子書籍で読むのも手です。そんな感じで、よろしくおねがいします。



なんで自創作の更新記事で読んだ本の話をダラダラやってるんだ。
まあ、そんなこんなで以上です。

そろそろ、妖精シリーズみたいなヒーローもの風味じゃなくて、日常や青春を主にした話をやりたい。

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