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『死んでしまったわたし〜』活動報告&映画『地獄少女』を観ましたという話。

どうも、郁崎有空です。

活動報告、久しぶりにやります。そんなに頻繁にやってもあまりありがたくないと思うので。

『死んでしまったわたしと、視える彼女と、孤独にさまよう幽霊たち』、どうでしょうか。連作ホラーなるものをやってみましたが、まあそこまでホラーということもないと思います。どこの世界に、V○uberの出るホラーがありますか。

基本は幽霊少女と霊視少女と霊能少女のガールズ青春コメディと、『シックス・センス』的にいろんな幽霊に会う話という感じで。ちなみに、この世界の幽霊は、問題が解決しても別に成仏しません。幽霊はひとつの進化の体系なのです。

ホラー作るにあたって、『シックスセンス』とか『リング』とか白石晃士監督の作品とか観ました。元々自分の好きなディック作品がオカルト色強かったので、結構簡単に馴染みました。
白石監督、『ノロイ』が一番正統派だと思うんですけど、顔の良い金髪チート霊能者と邪神が戦う『カルト』とか、おっさん2人の破滅的な青春ものの『オカルト』、2つの怪異に立ち向かう『貞子vs伽倻子』、ディレクターのヤバいおっさんが映像売るためにいろんな怪異にちょっかいかける『コワすぎ』シリーズなど、バリエーション豊富で結構楽しいです。

漫画だと『恐之本』とか『死人の声をきくがよい』とか『見える子ちゃん』とか『ダークギャザリング』とか。とりあえず手近なのを読みました。

とりあえず、『死んでしまったわたし〜』は、「なんかバリエーション豊富な連作ホラーができればなあ」って感じに思いつきでやってるお話だということです。
「『シックスセンス』みたいなもの」で考えたので、心霊ホラー中心になってしまったのが惜しいところ。オカルト方面は、今後なにかしらの形でできたらなと思います。



そんなこんなで。

○映画『地獄少女』の話
映画『地獄少女』を観ました。
監督は先述した白石晃士監督。原作はもちろん、アニメとかなかよし連載漫画で有名なあの『地獄少女』。アニメなんかだと、後味の悪い話が結構多いことで有名だと思います。
『地獄少女』はホラー風味で後味悪い話があるだけで別にホラーではないんですが、本作は地獄少女や三藁の「得体の知れない超越存在」という感がすごく、『ノロイ』や『貞子vs伽倻子』のような「あっこれ勝てない…」っていう絶望感のある地獄少女です。

まあ、そこらへんは別に話のメインではなく、「銃の引き金を引くより責任の軽い私刑方法を得た現代人の復讐の話」というものがメインで、つまるところ人の怖い話ですね。
一応、話の基本は女子高生2人のダークな青春ものなのですが、ここらへんは『オカルト』『コワすぎFILE-04』『貞子vs伽倻子』で青春ものをやった監督。信頼通りのものでした。

あとは、工藤と市川。
『コワすぎ』シリーズにも出てくるキャラでもあるんですけど、別キャストのパラレルみたいなキャラなので、コワすぎ観てない人はあまり元ネタ気にしなくても良い感じの人。ハイエース拉致はしたが、元ネタの工藤はこんなものではない。
こっちの工藤は暴力振るわないし、市川は普通の女子高生になってるんですけど、この2人が絡みだしたあたりから「あっ、あの工藤と市川じゃん…」って感じられて楽しかったです。
あと、工藤の「やめろって!永遠に地獄だぞ!永遠にだぞ!」の後のあの動きとか、白石監督のカメラマンキャラの精神を継いでてニヤリとしました。あそこ好き。

白石監督の映画を劇場で観るのは今回が初なんですけど、怪異と暴力で色々楽しい映画でした。異界空間がめっちゃ豪華。
アマゾンズの水澤悠で有名な富田くんが演じてた魔鬼なんかも、『オカルト』の江野くんと比較するとかなり楽しい人物で、そういう色々な面で楽しい映画でした。そういうの抜きでも怪異か暴力のどちらかで楽しい作品です。

そんな感じで、以上です。

今回は映画『地獄少女』の話をしにきただけで、自創作の話はオマケみたいな感じです。次回活動報告する時はまたなんか作品の話がしたくなった時なので、その時はまたよろしくお願いします。

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