こんにちは。みかみです。
『屍帰郷戦記』
https://kakuyomu.jp/works/16818023213181164942を書き終えたので、やっとハロウィン音楽から抜け出せました。
今朝は『月の繭』を聴きながら息子を送迎しました。
ヒャッハー。
――で、設定から練り直した『屍帰郷戦記』でございますが。
連載が止まっていた五万字くらいまで読んで下さった皆様に、設定の変更箇所を、ここでお伝えしたいと思い、ノートを書かせて頂いております。
結構いろいろ変えてしまったので、できれば以下からもお読み頂けたら嬉しいです。
《変更点:変更前→変更後》
①屍および凶屍発生の仕組み
呪い→自然現象の一つ。
ラスの台詞を引用:
「『世界共通屍教本 Ⅱ』第二章 五行の観点。死人が凶屍に変ずるのはこの世に存在する自然現象の一つである。万物は循環しており、生物は木・火・土・金・水の循環の輪の中にある。人間は火を用いたその時から、体内の循環に偏りを生じさせている。循環とは流れであり、偏りは流れを妨げ、やがて不浄を生む。不浄は負の感情と結びつきやすく霊魂もまた感情と結びつきやすい。この過程によって、霊魂がその身にとらわれるのである」
「人間の屍化は、呪いにあらず。ゆめ忘れることなかれ」
②ラス・リューの目の色
青→焦げ茶色の瞳に、白く光る虹彩。
③死人の軍事利用研究に関する計画名
サピリヌス計画→フルゲンテス・オクーリ計画
④屍四人をラスが拾った場所
ベンゴール(こっちでいうベンガル)→アオシュア(こっちでいう青島(チンタオ))
⑤師父の名前
フィリップ・リュー→ゼンゾー・リュー
⑥ペラ(こっちでいうエジプト)の葬送人
死人を扱う全ての葬送人・案内人の始祖→世界中の屍案内や葬送は、有史から既にそれぞれの土地に合ったやりかたで発展してきました。なので、ペラの葬送人は始祖ではなく、ただの同業者に変更となりました。
ジャンの台詞から引用:「葬送人は、元々霊魂を運ぶのが仕事。案内人は、霊魂を死体ごと運ぶのが仕事。単純に、得意分野が違うだけだ。ペラは、霊魂が死体にとらわれにくい土地柄だから葬送人の技術が磨かれただけさ」
⑦国際連盟事務総長のギル・バン
葬送人で、ゼンゾーの旧友→葬送人で、ゼンゾーの旧友。かつ、ラスの教育係だった。
⑧ラスのフールー(こっちでいう中国)語発言率が高くなっています。訳は()内。
多分、これくらいだと思うのですが……。
まだあったらすみません。
大きく追記をしたのは、第7話 師父ゼンゾー・リュー
https://kakuyomu.jp/works/16818023213181164942/episodes/16818023213896106560 と、第10話 納得いかない仕打ち
https://kakuyomu.jp/works/16818023213181164942/episodes/16818023214003839556 の二つ。
フールー人のラス・リューが西洋名なのは、ラスの母親がシンガポール人だからです。それから、ゼンゾー・リューがナギ(こっちでいう日本)人っぽいの名前なのは、ゼンゾーの父親がナギから出稼ぎに渡ってきた商人(移民)で、フールーで婿養子に入ったから。という裏設定があるのですが。それは本作ではあんまり重要でないと判断したので、作中では黙ってあります。
ちなみに、本作は並行世界を舞台にしています。なので、実在の国や戦争、機関、地名、軍用機などを連想させる単語が続々と出てきます。
しかしながら、本作にそれらが登場する年代には若干のずれもあります。
例えば心肺蘇生法は1960年頃に確立された救命法ですが、本作(1919年頃を想定)では、新たな救命法として看護師に指導されています。
大戦あたりの歴史にお詳しい方、戦闘機にお詳しい方。どうかその辺は、ご容赦願えればと思います。
ただし、投稿開始当初は国際連盟と国際連合をごっちゃに書いていた私でございますので、そういった、アホみたいな間違いをまだまだ犯している可能性もあります。そういうのを発見された方はどうか、「おいこれ違うぞ。どうなっとんねん」と優しくご指導頂けましたら、幸いです。
あ! 『真識―MASHIKI―』も、『屍帰郷戦記』に手いっぱいで投稿が止まっていたんでした! 申し訳ありませんでした。再開いたしますので、もしよろしければ、また除いて頂けると嬉しいです。
我ながら、キャパシティの狭いことよ……。
『屍帰郷戦記』
https://kakuyomu.jp/works/16818023213181164942は、本日から連載再開いたしました。
第四章 移送先は の最初の話『屍らのボイコット』あたりから読んで頂けたら、ストーリーの流れに乗って頂けやすいと思います。
https://kakuyomu.jp/works/16818023213181164942/episodes/16818093073218527143それでは。
ご報告、これにて終了いたします。
ここまで読んで下さった皆さま。ありがとうございました!