おはようございます。
『玄奘西遊記』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659188069038の第49話のタイトルを以下のように変更いたしました。
『女人国と八戒の懐妊』→『女人国と八戒の腹痛』
ややこしくてすみません。
さて。
今更なのですが、私ずっと、三蔵法師が被っているあのツンツンがついた帽子が何なのか、はっきり分っていなかったのです。
なんとなーく、高僧がかぶるものなのだろうなという認識はあったのですが。
調べてみると、毘盧帽(びるぼう)というものでした。
やはり中国の徳の高い僧呂が身につけていたらしく、『西遊記』では太宗皇帝より与えられた逸品という設定だそうです。
実在の三蔵法師は被っていたのかしら?
旅の途中の玄奘を描いたものでは、毘盧帽(びるぼう)は被っていませんでした。
服装も、『西遊記』の挿絵はぞろ長い僧服で描かれている事が多いのですが、リアル玄奘はせいぜいふくらはぎぐらいまでの長さの法衣で旅をしていたようです。膝から下は脚絆を履いておりました。
毘盧帽(びるぼう)も地面にひきずるぞろ長い僧服も、『三蔵法師』というキャラクターを形作るアイテムだということですね。
ちなみに、『玄奘西遊記』の玄奘三蔵は、リアルに寄せてあるので毘盧帽(びるぼう)なし、ふくらはぎくらいまでのボロっちい法衣に脚絆姿です。
そして、錫杖をついて、小さい燭台をぶらさげた重たい行李を背負っている。
肌はがっつり日焼けしており、毛髪の手入れは十分に生き届かず、不精髭も少々。
過酷な旅路ゆえに筋肉はついているけれど痩せ形で、頬はこけぎみ。
『THE旅の坊さん』です。
玄奘の肖像画はありますが、本物はどんなお顔をされていたんでしょうね。
以前にも書いたかな? 個人的には、高昌(トルファン)故城にあるという玄奘像が好きです。
ひたすら西へ西へ! という勢いを感じる。
いつか見に行ってみたいなあ。
★★★
というわけで、本日も『玄奘西遊記』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659188069038を更新いたしました。
タイトルは
『恋の病に伏す女王』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659188069038/episodes/16817330669120444355古典『西遊記』の三蔵は、罪つくりです。というお話?
もしよろしければ、ご一読のほど、宜しくお願い致します。