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それが授業を受ける態度かっ!

最近ふと思うのが、私学校の先生になりたいなと。

なんでそんなことを思うようになったのかと申しますと、最近どういう訳か私は人に何かを教えることが多くなってきたのです。

そして気付く。教えるの案外面白いなって。

教える内容の大半は割とどうでもいい雑学だとかばっかりなんですが、中には政治とか経済や、近現代史について聞かれることもあり、聞かれたからには答えられる範囲で教えようと思うのが人というものじゃないですか。(面倒臭いときはググれで済ましますが)

政治と経済は正直私は門外漢でして、普段ニュースを眺めて得た程度の薄い知識しかございません。

ただまぁ歴史の知識だけは少しだけ人より多い自負がありまして。といっても近世以前の歴史はさっぱり、あるのは偏った近現代史(特に世界大戦)ぐらいなもの。

まぁ私がどの時代に強いかとか、そんなことが今日の本筋ではなくですね、問題なのは人に教えることの難しさ。

大変っすね。何でかって、何事も教えるに当たってまず把握しなきゃいけないのは、教える相手が何処まで知っているのか。

例えばAという事象を教えようとした時、AはBという基礎知識が必要だったとします。
でも教える相手がBを知らなかったらAは理解出来ませんから、その為にまずBを説明しなきゃならない……。

北条政子の説明に、鎌倉幕府が。鎌倉幕府の説明に源平合戦の説明が必要になるのと一緒です。

まず相手が何処まで知識があって、何処から説明しなくちゃいけないのかを事前に把握してないと、要点を絞って分かりやすい説明なんて出来ませんから。
あと、私は北条政子も鎌倉幕府も源平合戦もよく分かりませんし知りません。

そういう苦労はありつつ、何かを教えるのって面白いなって思っている自分がおりまして。

こういう風に伝えれば理解出来るかなと言ってみて、正しく理解してもらえた時は凄く嬉しいですし。

今思えば学校の先生達も、こんな風に伝え方を工夫して授業をされていたんだなと思うと、なんだか感慨深いといいますか。

やり甲斐を求めて教師になる連中の気持ちが少し分かったり。


さて、そんなことより本日の表題でございます。

これはですねぇ、私が良く学校で先生から言われていた言葉でございます(笑)

私ったら今思えばとんでもない不真面目な生徒でして。
頭も死ぬほど悪く、授業が何一つ理解出来なかったんですよ。

理解が出来ない授業なんて面白いはずもなく、私にはただただ退屈な時間でございました。

時に退屈な時間の凌ぎ方と言えばですね、一番良いのは自分の興味あることをして時間を忘れること。

授業を受けている時なんて最高に暇じゃないですか(笑)

そんな時は私の学校に唯一持ち込みが許可されていた電子辞書で遊ぶのです。

電子辞書を使って遊ぶって言われてもピンと来ない方の為に説明致しますと、当時私が使っていたSHARP製の電子辞書はですね、それは高性能なものでして。

シンプルに辞書としても何十冊とデータが入っていて、特にブリタニカ百科事典は読んでいるだけで時間を潰せる。今でも役立っている得難い知識を与えてくれたブリタニカ百科事典には足向け出来ません。

それだけじゃなく、朝日新聞の有名なコラム天声人語が収録されていまして、授業中にも関わらずプロの良質なコラムが読み放題! こんなにも素晴らしい暇つぶしはありません。

何より電子辞書は授業で分からないところを調べているんだと言い訳出来ますから、授業中机の上に置いていても怒られない! 不審には思われますが、机の影で携帯や読書をしてる連中に比べれば遥かにマシだったんです。

ところがどっこい。授業中に電子辞書を出す必要がない科目ではそれは通じません。

その科目の名前は 数 学

数学の時間に電子辞書いらないんですよ(笑)

でも他のどの科目でも怒られなかった無敵のアイテム電子辞書に対する私の信仰心は、敬虔なカトリック信者並みになっていたのです。

調子に乗っていた私はこともあろうに数学の時間でさえ電子辞書を取り出して、百科事典のブッシュ大統領(息子の方)の顔写真に落書きをして後ろの席の奴を笑わせていたのですが……

それが良くなかった(笑)

ブチ切れた先生はその場で電子辞書を没収、放課後私を生徒指導室に呼び出します。

生徒指導室に出頭すると、そこにいたのは私の授業を担当する全て教師の方々。
彼らは私の電子辞書を不審におもいつつも、授業のためだと言い訳する私に強く言えなかったらしいのですが、数学の授業の一件をきっかけに不満が爆発。

教師陣に囲まれ四方八方から説教を何時間も受けた挙句、担任の体育教師に体育教官室へと連行され、それは壮絶な教育的指導を……(私の時代はまだギリギリ体罰があった)

明らかに俺が悪いので自業自得ですが。

……やっぱり思ったんだけど、俺みたいなクソガキって絶対どの学校にもいるじゃないですか。

先生になるのやっぱ無しで(笑)


さて、教育的指導といえば現在連載中

枯女が異世界転生したら(略)

はいかがでしょうか。
元日本のOLで、皇帝の娘として転生した主人公は軍隊の学校に通っています。
軍隊の学校って、体罰とかもヤバそうだよね。

ちなみに私の先生の体罰は、めちゃくちゃ痛いけど跡は絶対に残らない職人芸でございました(笑)

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