ハドスンさんとターナーさん
ベイカー街221=Bのシャーロック・ホームズの世話をしてゐるおばさん。
厳密にはあすこにはa料理人とbばあちゃん が他にゐて、ハドスンさんがゐると言ふ設定らしい。
『ボヘミアの醜聞』で「ターナー夫人」になってゐる。『空き家の冒険』の原稿の段階では、「女主人のターナー夫人が」になってたらしい。理性だぞアーサー!かっこいいぜアーサー!個人的にはスヴェン・ヘディン伝の一部がホームズの行ったもの説がしびれます。
ハドスンさんとターナーさんは、悪者の名前である点をなんとか。
「死ぬ人の名前にMOが付く」と言ふホームズもののお約束はナニ。
ホームズの作者はママと仲が悪かったので、メアリーさんにもMO(メアリー・モースタン)が付く。ちなみにメンタルがアレだったパパとは仲が良く、荒俣宏『パラノイア創造史』によれば、『緋色の研究』一発目の挿絵はお父さんが、ホームズの顔を自画像にして、描いてくれてたと言ふ。
ワトスンさんちにドジっ娘メイドで「メアリー・ジェイン」がゐるのはいいか。メアリージェインはマリファナの関係であるが、飾の付いた靴も指すさうである。