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超能力と霊能力2

 アルジャーノン・ブラックウッド『Transfer』(南條竹則訳『転移』 紀田順一郎訳『移植』) 原題が「Transfer」WIKIのブラックウッド集の「Transition」が不明。
 ある千里眼ガヴァネス姉さんの物語る。
 彼女が、教へる娘@一桁歳真ん中辺のをる家、の庭では年がら年中植物が苔やカビも生えない謎の箇所があり、その地べたについてそこのガキャbである弟君は「オーガーかなんかが中に埋まってる」「何かが「欲しい」と言ってる」とか言ってゐる。さらに彼は遭遇したことのない「伯父さん」を異常に恐れる。ガヴァネスによればその伯父さん氏は、周りの人間から元気を搾取して生活してゐるので、羽振りが異常にいい。そして、その人がその家へ来る。そのガキャbは部屋へ引き籠る。ガヴァネスの人はおめかししてお茶へ呼ばれる。元気だと思はれるものはお馬さんで表される。その庭の一角で弟と伯父さんのスタンドが一応戦ってアレが興るのを、ガヴァネスだけが一応目撃する。その場合に弟君がスタンドを飛ばせてゐるのかが不明。
 伯父さん氏は思ひ知らされるが、その「家の人」は、事件について意図的にかガチでか無視する。

 荒俣宏説のゴシックホラーのお約束「サイコパワーが能力者を襲ふ」はまだ行ける筈。

 チョーさんとエッちゃんと若い刑事の関係。「ヒントになった」と言ふ短編を原作と言ひ張った場合『移植』の伯父さんと一桁歳の少年と千里眼ガヴァネスが『童夢』で「一見すると謎の好々爺で実は老害ぢぢい」、「普通の女子小学生実は超能力少女」、「普通の刑事」に、ガチセレブであるをっさんがその辺で元気を吸ひ取りまくるのが「謎の三十人近い不審死」で「庭の一角になんかがある普通の家」を「集合住宅」にする。ぐるっと回って換骨奪胎の面目躍如に。えくそしすとに関してあー。

 ルネヴァンダールワタナベあるいはムーンプリンセス妃弥子の魔道関係ヒエラルキーただ、こちらは「超能力と魔術を区別」派。そのカストで「精霊によりて為す(最高)」「術式で行ふ」の中間にある、星辰によるアストラルフォースを使ってアレするのは、うーん。『SPY×FAMILY』のアーニャさんのテレパシー能力は確かに月に左右されるが、うーん。
土属性か風属性による炎の関係 なぜか水属性で燃える炎がどうたらと言ふのが出るが、水銀の女神である吉野の井氷鹿さんは確か火属性。火と日は千うん百年前は明確に違ってたらしいのと、太陽光で採火すると言ふのがアレ。レンズでなくて鏡による火の採取はギリシャだけでなくて支那にあった筈なのだが忘れてゐる。

 なんか「オーガーが埋まった」箇所へ少年がなんかをする、女性がアレしないとそれができない、で事件は近所で興ってるのに誰も知らない、をなんとか。正義のデヴォアリングは今できるか不明。

「見る人」関係 高橋葉介『もののけ草子』 諸星大二郎『アリスとシェラザード』動けるキャラがなんかする。
高千穂遥『ダーティペア』に至っては、見る能力ってどうだったっけレヴェル。ぢゃあ「竈門炭治郎の嗅覚」に二匹目のドジョウはどうかっつうとうーむ。

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