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オホゲツヒメでポン

ハイヌウェレ型神話
 南米にもある気がするが、多分南洋との交流はないでいい筈。えー。
 聖王の玉体のDNAにはお芋さんの遺伝情報があるので、死といふインパクトでそれが発動する、とやるとGDGDになる。
 アジア系では、どっかのおねいさんの体に、里芋、トロロイモ系のDNA(下手するとバナナ)があって、やっぱり死ぬと出てくる。
 SFの植物化のネタで 有れば参照して、うーむ。

ウバユリ 行者ニンニクの精のやうなアイヌのハル・イッケウの伝承におけるなんか。
 腸内フローラのいろいろ。
 1ナノマシンによる。2その辺で適当なお花畑を作る。cハオリムシ的な。
 
 どう言ふわけか、パレンケの聖王は、玉体にある、トウモロコシとかジャガイモとかのDNA以外、畑がしょぼくさいにも拘らず、オーヴァーテクノロジーを持った人とされてしまふ。果せるかな、かの聖王の政権が滅んだ後、征服した者たちは、嘗ての皆さんと同じく煮え煮えになってしまった。

 かのエリヤフが野にあった時、肉となんぞを持ってきたのは、カラスであった。『聖☆おにいさん』によれば、烏を以てエリヤフを養った天主ヤハウェは、逆刷り込みが起きたと言ふ。「カラスはオレフなので、これは多分アラビーム(アラブ人)の誤記」と言ふ説は無視する。あとマンナ=鶉説があった。

 カラムシ シロアリ ヤマトシロアリのお父さん(寿命が五十年ださうである)は、ワーカーの吐き出すなにかロイヤルゼリー的な物を食ふさうである。おかんの方はDNAをやりくりして、a2パターンの妹をbタイムラグ付けてcワンセット百匹ずつ(二百匹)ひりだすさうである。なので最終的に、白アリの巣では「建築雌の双子の妹が六百匹」といふすごいことになるさうである。虫ってヤダね。あとその皆さんの腸内細菌は、栄養を取る器官の後ろにゐるので、彼らはものを食っただけでは栄養を受け取れない。
 嫌気性の細菌のフローラか、うさぎの生態のどっちか。白蟻さんは二万%害虫であるが、紀州の辺では昔、大工さんがカラムシ(白蟻の方言)へ
「この家が皆さんのお腹の中に入ってまた仕事が来るように」
 といふ祝詞をひそかに上げてゐたといふ。

 ワクムスヒ 頭に蚕と桑、臍へ五穀を持つ。日本書紀ではカグツチ(火属性の祖)とハニヤマ姫(土属性)の子供。伊弉諾伊弉冉は兄妹だったらしいのだが、さう言ふ穢れたまんこから偉大なる皇統が出るのはあれだからっつうてお父上の単為生殖にしてゐるのだがえーとあのこれあー。

 また日本書紀は、伊弉冉の尊が大変なことになった際にハニヤマ姫とアマノヨサヅラ(良い葛)が生まれたと言ふ一書を載せる。

 日本書紀のうけもちのかみ
 頂に牛馬生れる在り、眉に蚕なれり、額に粟生れり、眼の中に稗なれり、腹に稲なれり、ほとに豆麦なれり。
 M∀r∀(頭)にM∀r(馬)、Ch∀(額)にCho(粟)、Nun(眼)の中にNui(稗) P∀i古くはp∀ri(腹)にPyo(稲)、てふ朝鮮語系の地口が出るただ、まんこがPotiで豆の方がPatなのだが、麦はそんなのがない。あと「まゆに蠶(かひこ)なり」は「眉に繭生り」 てふジャパニーズな駄洒落らしい説がどっか行った。

 古事記 おほげつひめ
 頭に蚕なり 二つの目に稲種なり 二つの耳に粟生り 鼻に小豆生り ほとに麦なり、尻に豆生り。

 スサノヲノミコトの樹木のもと起源傳承。五行説では、なんぞ木性とメタル属性にジェンダーロールが当てられ、木は女性とされる。ソレがイデオロギーとしてドライヴを始めた頃から千年近く経って、出たパラケルススも風の元素を「森(シルヴァン)」からでっち上げたシルフといふ女性とする。同時に樹木は欧州では野郎なジェンダーロールが。あと乳膠(ラテックス 中国ではこう書く)、橡膠(ラバーでいい筈)と精液の関連とかが。

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