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惑星生物学

 北村雄一『発見!?宇宙生物』によれば、アメリカ人は火星を妄想し、ロシヤ人は金星へなんかを見たさうである。ポーランド人ジョージ・アダムスキーも金星人と接触してをった。

 ロシヤ人が妄想する金星生物はデヴォン紀かどっか。陸棲生物は出てをり、植物も生える。
金星サカバンバスピスとかの可能性。海底に潜み、上半身だかが鎧様のもので覆はれ、顎がなく、栄養分のあるものを濾しとる。(●▼●)みたいな顔をする。エストニア人のリテラシーが無駄に発動するアレが―。

 火星は、アメリカのフランクRパウルが、胸部がもっふもふで頭部に触角とか生えてて人間より身長が高い火星人を想像してをる他、アイザック・アシモフといふ人も火星の生き物を想像してるらしい。これは鳥のやうなもので、視覚器官があるらしい上いはゆる口がなく、翼を持ち、日中はそれを広げて「光合成」を行ひ、夜中は翼で全身を覆って寝る。タコ型火星人で有名なHGウェルスは、1916年ころのエッセイで、鳥のやうな火星生物を想像してをる。

 世界をでっちあげるばあひに、「瓢箪型の生き物」が出る説があった。ウェインダグラスバロウ『Expedition』に出てくるゴードツリーが謎。

 「自転と公転が一致した」惑星の黄昏地帯に生息する生き物で、「惑星オーレリア」と北村雄一説で「根っこを持たない植物」が出る。共通点はそこだけ

 地べたの上へ栄養を貯める器官を備へる植物は良い感じの筈。パキポディウムゲアイーは地べたの上へ芋を作る。

横山光輝『ダイモス』ロボットが出るマンガなのだが、1970年代初頭なので、まだテイストが忍者臭い。この忍者臭は機動戦士ガンダムまで、起動武闘伝Gガンのゲルマン忍者でなくて一発目まで続くでいいらしい。火星で戦争に明け暮れ、居住地である衛星かなんかをあんなにしたフォボス人ダイモス人は、移住先の地球の土人と仲良くしてたらしいのだが、ただ両方が自身の田舎とかを公表してない。フォボス人はいいとこへ寄生し、なんかいい生活を送ってをるが、ダイモス人は田舎のど僻地でひっそりと暮らしてゐる。主人公が田舎を焼かれて何とかと言ふのは結構いいフォーマットの筈。主人公の「過剰」の言訳が火星人A(ロボの操縦の他超能力が使へる)であるほか多胚形成で双生児がデフォなのに一人で生まれた点。悪者の放つビッグバンパンチが(作品が違ふ)。

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