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消費財でポン3

 大友克洋御大は偉大 たたき台「AKIRA」

 東京。『新世紀エヴァンゲリオン』でもやってた、「一回謎の大震災で壊滅的破壊~その後発表時くらいまで復活(但し若干オーバーテクノロジー)」といふのはまぁいろいろ。

 躍動するエラン・ヴィタル おっさんになると16,7歳~25,6歳の若い衆がなんかマジで怖い。きゃわゆいおんにゃのこでも怖い。なんぞ生命力がぶわぁって出てやばい。それのパワー化があの作品(多分)であるが、それを操る人は、「皺のよったガキ」。

 多分ベルグソン的なアナーキスムをデフォに(さういへば進化がどうたら言ってた)して、エラン・ヴィタルそのものを然るべきスジに向かはせるといふ荒技をやってのけた。そんで以て、やるのは研究者ではなくてモルモットの小さいおばはんで、さらに視覚がない。大友先生は東北の出身なので、村の寄り合ひとかで、普通にイタコとか呼ぶと、大昔雑誌「ムー」で「ワールド・アパートメント・ホラー」のプロモかなんかの際に言ってゐた。

 健康有料不良少年が主人公で、体制は、あるがメインではない、といふのが大友先生のナニで、さういへば「スチームボーイ」は体制側が主人公でー、ラストのあれ伏線だよなぁ。

 aフォース系 宮崎駿作品に出る、手を振るとかのジェスチュアで術の発動を為すとか。サマセット・モームの短編『ホノルル』に出てくる、瓢による呪術をアレして、「環太平洋文化圏における、匙とかでの呪術」とかを言ひ張る(柳田国男大先生が「瓢箪 瓢、柄杓 杓文字」に関する夥しい習俗を収集してゐる)。アボリジニのウィリー・ヌン(舟状のなんぞで術を為す人)入れるかどうか検討。AKIRAはパワー系と思はれるが、超能力を出すため訓練するシーンが微妙にある。

 bベルグソン的だけでなくて、アナルコ・キャピタリスム入れるとか。高群逸枝先生のお説をモデルにするとかをアレしたいがあれは難しい。いろいろ。

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