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恐竜を飼う

 搴龍師 舜帝の頃の龍飼
 御竜師 夏朝の頃の龍飼ひ

 所十三先生とかのは、いいや。 パキケファロサウルスはそんなわけで却下。「だいな あいらん」(竹本泉)は濃くてたいへん、ああ、往年の大谷育江様の歌が。
 諸星大二郎「孔子暗黒伝」夏王朝あるいはその辺にオルニトレステスとかがゐたと言ひ張る。その辺の中華藝術に出る龍がそれを表したとするのがある。
 言訳として「東周期辺りまでの支那に白亜紀辺りへ通じるワームホールがあった」(伏線つうんだか何だか)。かなり後の吉岡平『恐竜鉄道』でも、長野の山奥(辰野)に白亜紀への道があり、どうとかといふ。

 J・ダイアモンド説に基づいて、餌は何でもよく、その辺で嵌めまくり、すぐ大きくなって、気性がおとなしく、パニックになったらみんなで大人しくとどまり、てふか長を頂く群を作る恐龍 そらユウティラヌスとかが数頭でもふもふしてて「バナナも食うぞこいつら」とかだったらいいのだが。

候補。シノルニトミムス(植物食で群生)。誰がどう見てもケツ毛が生えたプシッタコサウルスとか。カーンやアンズ―、キティパティ、キロステノテスのやうなオヴィラプトル系。サウロルニトイデスとかザナバザールのやうなトロオドン(ステノニコサウルス)系を使役と言ふのもかっこいいと思ふのだが、うーん。

 恐龍に乳腺―、いいと思ふけど乳腺―(『ダイノ・コンチネント』といふ作品でさう言ふのが出てくる)設定描いてたらいつの間にかキノグナトゥスになりさうな。

 夢枕獏「大江戸恐竜なんとか」支那で恐龍がどうたら。パラサウロロフスとティラノサウルスで作られたファウナ。コナン・ドイルが妖精さんにかまけた頃から「キング・コング」1st公開時辺りのお話に出てくるブロントザウルスは、肉食だったらしい。選択A「これだよな!やっぱり!」選択B「無視」。

 インドだか南米で発見された「草食恐龍」を忘れる。恐龍時代のフローラは、銀杏とか蘇鉄とかシダとか蕨とか薇(ぜんまいと打つと候補に「全妹」が出る)などが大半で、細胞壁が凶悪な現在の草とは違ふため、恐龍さんは「草」を食へん筈。その為、顔が面白いニジェールサウルスとかは「植物食恐龍」といふのだが、ソレをしてなほ現世植物のやうな奴を胃袋に収めた恐龍さんの化石があるさうな。

 落花生中華起源説。一応トンデモ説とされる。a堯舜の辺り~夏王朝頃に伝播したアフリカ系グランドナッツ、かb梁大人、参りましたよ中華フローラの奥の深さには(往年の井上和彦の声で。褌いっちょの役か。いやはや)系土着ピーナッツをでっちあげる。

 時代は明代を念頭に。

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