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英雄関係のメモ

 ヒーロー ナザレのロン毛野郎は豊穣神即ち飯屋(大工は「農業従事者ヒエラルキーの最下層」と言ふのが神話関係の常識らしい)として一応の該当者に一応なってゐた。

 普通のやつ 「同世代の子が大虐殺」とかがある。ハリー・ポッターはこのお約束を踏襲するが、後「なんぞの容器に入れられて流される」モーゼなどのパターンは、スーパーマンも採用する。ちなみにカル・エルはユダヤ系の名前で、母星から負け出てWASP系の家に入り、クラーク・ケント(アングロサクソン系)といふ「通名」を名乗ることになり、アメリカと言ふお国のために地球人ができない問題に対し、ユダヤ系としての宇宙人の力でなんとかすると言ふ説がある。

 ゲルマン系は「蛇の目」を持つ、で金髪碧眼。D・ウィン=ジョーンズによれば、剣と魔法もので紅毛の人は魔道の人ださうであるが、古典ではアト・ド=ヴリースによれば悪人の髪の色ださうである。

 捨てられる~動物さんに拾はれて育てられ(『捜神記』でも同様の描写がある。他確か孔子が鳥と虎に育てられたとか何とかの伝承がある)、羊飼ひに引き取られる。
 異常な速度で成長する。無敵のチェインメイル(雲)、投げると必ず当たる武器(太陽光線)を持ち、わんこか動物さんハードを飼ふ牧者。

 キレたりぐだぐだになったりする。あと卑賎の仕事とかをする。処女と良い仲になった後ふる。

 無敵なのだが、大抵踵が弱点で、ここをやられて、血液だか炎に包まれて死ぬ。「ドラゴンボール」のキャラくらゐ死~復活はマスト。

パターン
 aガキ トリックスター系はだいたい「若い」らしい。
 b青年 文化英雄と呼ばれる。魔道な関係の歌とかダンスとか、アルファベットをもたらす。あと道具を作る。安彦良和「ナムジ」でも土木作業をしてゐたが、アレは「蹴って川を何とかした伝承」の合理的解釈でなくてヒーローのお約束ならしい。西欧でも治水はマストならしい。禹王も禹歩と呼ばれる四股の原型を行ってゐた。「花まつり」の関係で反閇(「へんべ」と発音)があった。ぢべたでなくて紙の上で北斗を踏むやつ。「鬼灯の冷徹」でもそれがまぁなんとなく出てきた。

 c青年まうちょっとおっさん入る系 神ってる。宗教的(カルトヒーロー)である。

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