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竹候補

水棲で木本の何ぞ候補。
オヒシバの一種シコクビエ 穂が三つとかに分かれてゐるので支那で一名を「竜爪稗」。あと日本の方言で、「ミツマタ」「ヤツマタ」といふ地方がある。英語でもフィンガーミレットと言ふ。
諸資料が口を揃へて「鳥類の餌」育ててると雀が食ひにくるとかケニアでは鶏のエサ用にとか。
粉にして食ふ。あと発芽の糖化作用でのどぶろく的なのの他、麹による酒ができてをる。イスラムの人の断食明け食とか老人や乳児の喰ひものとかの利用がある。
スーダン一帯での呼称「Murwa」とかと、ネパールやシッキムなどの「Marua」がそっくり等、一応「アフリカの人がインド半島へ持ってった」っぽいのが呼称から伺はれる半面、結構な「インド語」でRagiが採用されとるな、日本では弘法黍、やつぼ黍、カランベー(静岡)、赤稗、ケシネッペー、唐稗(山梨)、チョウセンビエ、アカビエ、コウボウビエ、タイコウビエ、カブト稗、唐稗、やつまた稗(岐阜県)、マタビエ、ヨスケビエ(富山県)、ミツマタ(長野県)、あー、エゾビエ、エゾ コウボウ、ダゴビエ、カモアシビエ、と呼称が異常に多様。
支那での「田圭」「穇子」、うー。

イヌタビエ にゃー。

Echinochloa_stagnina ニジェール川に生える稗。土人は「ブルグ」といふ。匍匐茎で生えまくる。一応気が狂ったやうなニジェール川の水位の上下に対応した成長をする。多年草なので利用ができないのだが、茎に甘みがサトウキビに劣るとも勝らない程度あるのでそこそこ甘味料として食はれた他、水位の下がるころ牛がよく食ふ。節の間はスポンジ状のアレがあって浮く。

Oryza grandiglumis アマゾン川に生息する多年性の稲。アマゾン川も気が狂ったやうに水位が上下するのでそれに対して異常な成長といふ形で対応する。

O.Glumaepatula 南米のgrandiglumisとフローラを共有する一年性の稲。こちらは成長して開花した後、その下の適当な節下が腐って取れ、浮稲としてお米を作る。

 タケ 木本の草。温暖な気候に生える。一応雪は何とかなる筈なのだが。高緯度地方では笹(節を覆ふ葉っぱがつく)が優勢。有性生殖はあまりしない上に栄養繁殖をする。

ナーロッパでの竹フローラあるいはグラスツリーが生える可能性。蝉川夏哉『異世界居酒屋「のぶ」』では、生えてはをるが向ふの土人は食べない。

沖浦和光(ぁぅぁぅぁぅぁぅ)説で、幕末辺りから出るサンカは、当時のいろいろでコミュニティから負け出て、竹林で何とかなった皆さん。竹は「誰のものかの言訳」がgdgdなので、ある種竹林そのものが異界と言へるらしい。

 栄養繁殖@筍はマストとして、有性生殖は一年に一ぺんでもよさげなので、穂は芒状か、稗にするかなんか。で竹アクアティクスの可能性、一応マングローブ林はあるのだが。

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