アレクサンドリアの聖カタリナ
カテリナ キャサリンとかエカテリーナとかの基本。バーバラ、マルガリタ,ドロテアを合せて四大殉教聖女(Capital Virgin)として信仰される。Wikipediaの「カテリーナの本名がドロシー」説の裏が取れない。
『黄金伝説』説によればCatha(「全ての」)Ruina(「破壊」)の意で傲慢と肉欲と物欲の家を崩壊したとか言はれる。
また「鎖」Catenula。Wikipedia説では、黄金伝説説はさらっと無視され、アイカテリナのカタリナはヘカテ、ギリシャ語のヘカテロ(二つのうちのどちらか)、アイキア辺りと関連するかもと言ふのをあげる。
弁舌が異常に巧みであったとされるが、Jホールによれば、この辺のカタリナ傳はヒュパティア傳承のパクリ。
スパイク付きの車輪で割かれ、さうになったので車輪関係の守護聖人。帽子屋(女性用)、お針子、ミル関係の粉屋さんも担当。車輪の破壊に関して天使説と雷説がある。drei heilige madln(三大聖処女 マーガレット キャシー バーバラ) のうちの「折檻しようとしたパパが撃たれた」サンタバーバラの方と被るが、確かに五行説では龍とソレは風属性だが、あー。
傷口から乳が出るあるいは香油が出るとされる。ミュラの聖ニコラウス(サンタさんだ あの赤い服の野郎だ)の死体から、水と香油がドバドバ出てきたと言はれるが、聖カタリナは香油の他ミルクも出した。『黄金伝説』ではミルクが出た際の言訳を斬首と言はない。Wikipedia説で、彼女の死後ン百年後であるAD八百年頃、カテリナ大明神の死体から香油が出てどうたらと言ふのがあった。