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沙漠な家畜

 砂漠の生き物 水の蒸散以外の方法で体温を調節すると言ふ綱渡り的なのをやる。ので耳や尾など、末端部が異常にでかくなる(フェネックのでかい耳など)
 その「体から水が出る」といふ凶悪な天敵、に対する防御用に甲羅を背負ふ可能性が高い。

 駱駝の瘤とか、なんかそんな感じの、栄養を貯める器官が発達する。

 体内で水を作るトビネズミの他、砂漠っつうても夜の地上数十cmくらゐの辺はちょっと湿ってをり、明け方の辺には露点に達し、水滴が石などにつくので、何種類かの仙人掌は、夜、体表の方に結露した水を根っこで吸収する。あと一応まぁ水が海から霧の形ででゃーっと通り過ぎるナミブ砂漠では、朝の霧を、脚で集める甲虫キリアツメとか、受けた葉で吸収までするウェルウィチア(Wikiではダマラ語のnyanka 、ヘレロ語onyangaを載せる)などがゐる。ウェルウィチアの旧称Tumbo、発音は「タンボ」でさらにちゃんとした言訳に基づく手続きで西欧関係がやったにも関わらず、石田英夫先生が「聾者蔑視だから」で学名を発見者への献名にしたとか言ひ張る言訳が山積みでいや。

 ウォータートラップの1。地上から数十cmまで石を積み上げる。『アフターマン』でそれを作る鼠が出る。

 てふか哺乳類は微妙。恐竜とか鳥とかのが。

 家畜化の条件 ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』によれば、家畜化には、以下の条件がある。
1餌の問題 なんでも食ふ 餌は食べた分の十%しか吸収されんので、餌の餌まで構はされる大型肉食獣、偏食なコアラなどは駄目。犬は実は特殊な事例。
2成長速度 速い方がよい
3繁殖の問題。その辺でこます。
4気性の問題 大人しい。アイヌは熊を飼ってゐるが一才になってから熊送りして殺す(書いてある)
5パニックにならない、なんかが興ったらとりあへずみんなで集まってなんとかぢっと待つ。
6序列のある社会を作ってる生き物 ヒエラルキーがあって、αとかがゐるやうなもの。J・ダイアモンド説ではぬことフェレットを特殊部隊とする。

 然るべき条件を満たしたうえで、なんか群生装甲家畜。『アフターマン』の沙漠棲装甲鼠ルートサッカーさんは、根っこ食べ動物さんであった。参照するかは微妙。
 飼料として豆関係。装甲は、内骨格の使ひ回し、体毛や鱗とか、皮膚のどれか。
 モデル案 ヒメアルマジロ。田中啓文「忘却の船に流れは光」で鎧を負ふブタ出てた。
 ハネジネズミはa体の特徴が「北方獣類の適当なパクリ」のやうな、霊長類みのある月経のやうな生理現象(但、まんこにあたる器官はない)、種の特定に使はれる程度に異常な多様性を持つちんちん、ウサギ目と酷似した消化器官、有蹄動物のやうな窄まった足をしてゐるb甲羅背負ひは収斂進化としては普通なので一応。

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