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ひつじ

ひつじ 語源は屠畜用の獣だから、稲孫(ひつじ)から、養獣(ひだしじし)から、屠畜儀礼の獣から、鳴き声からと諸説。語源説に出てくる朝鮮語について調べてない。
 サンコウチョウ はかうも言はれる。ツツジもかう言ふ地方があったらしい。
 ラムとかシープとか。

 南方熊楠は、ヒツジの語源説にある「ヒタウシ」説を一応紹介し、これがいかにアレかをとうとうとこいた後、梵語にある牝山羊を指す「チャーギー」がヤギ、雄の綿羊「ブヘダス」「フズス」「ヴリシュニ」がヒツジの起源説もこけるぞゴルァ、と言ってゐる。

未往生 申仏
 未の日あるいは申の日に死んだ人は、申の日に葬式出しちゃならないと言ふ謎タブー。さうすると、死者が申仏になるとされる。柳田國男によればこれは吸血鬼のやうな何からしい

 南北朝ころ成立した『神道集』所収の『赤城大明神』に、「履中天皇(400~405)の御代、郡馬郡の地頭が使った」者で、牛あるいはヒツジに乗って、午って正午!!に群馬を発って、未の刻(午後二時ころ)には都につき、申の刻(午後四時ころ)には群馬へ帰ってる(日参らしい)とされる。ので吉野裕子説で風。資料がー

 八世紀ころ建てられた上野三碑の内の多胡碑に「給羊」があり、「羊さんへ給う」と解釈(「羊をたまふ」の方が良いらしいのだが、当時の群馬県人がヒツジをもふもふしてゐた証拠がない)されたので、養老年間(717~724)の群馬県の多胡郡に羊太夫さんがゐたとか、大般若経を書写したとか、藤原鎌足の子孫だとか、ちゃんとした傳承ができる。従業員の八束小脛は本体が風属性だからかなぁとか。あとは三郎がほしい処ですなとか、藤原さんで風属性ときたらボンデージのお姉さんでせうとか、ひつじはいいけど、養育する獣(ひだしじし)説があるんだよなぁとか、八世紀ころなら「ざっくり家畜」を「羊」で表現してた可能性がとか、いろいろ。群馬県が1980年代ころまでの沖縄みたいに屠畜蔑視が無い場合、羊太夫が敬虔なクリスチャンで地元の名士でもいい筈なのだが、ユダヤ人は屠畜儀礼をやるぞ。
 なほ、甲子夜話にINRIで羊太夫がって記述があるらしい。

亥に始まり卯に盛んに未で死ぬ木属性に入る。羊もふもふが。

 未月は旧暦の六月。サノボリがどうたら。

 未に 火属性と、火系の土属性がある。
 木季 火季の末 
白川静説は いいや(なげやり) 『説文解字』説で未は「味はふ」

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