いしかわじゅん先生が、どっかで、昔を舞台にしたマンガ作品が、時代劇とはあまり関係なく、剣と魔法もののヴィデオゲーム、マンガ、その他で浸透し、そこ経由で緋村剣心や坂田の銀さんも入れていいっつうか、が流通してどうのかうの、と言ふ説を唱へてゐたが、あー、折口信夫先生がコカイン食ひながら描いたやつ、「翁の発生」「ごろつきの話」で展開する、モノノフ論。
A山伏といふ 藝能入ってる宗教家がゐたらしい
a山伏の団体は、ある種の治外法権らしい上、結構怖いらしい
Bその中へ、落人が入ったらしい。
Cある種の独自のモラルが、六法になり、こっちで武士道になったらしい。
cただ、やられたらやり返すタイプのアウトローなモラルがデフォルトにあったらしい。
D 宗教家(唱門師 陰陽師、他)、武士、ごろつき(まぁ忍者入る)、厳密には藝能人が体系化されてゐる。
Eホガヒビトは、まれにコミュニティへ来て、マナを与へると言ふのが折口説。
なんとなく、折口学派は客観的に見ると師匠が言ふのに、お弟子が唯々諾々な感じなのだが、その割に御でっさんズの「折口先生のあの辺は実はこういう風で」「折口先生はナントカでこうおっしゃってましたがこれは実は全く違ってて」と言ふナニが。ほがいが行器といふ容器で表されるとかのナニで行ったら、忍者の呼称であった行李は、一応ぎゃう人あるいはカウリの語源がインド忍者チャーラの呼称とする説、はいいか。ある種忍者説がお約束になってゐる曽呂利新左エ門のソロリは、ソロリと入れる容器そのものが元々の呼称だったのでは説もあった。
KADOKAWAときたかー。うーん。